奈良市の南郊、天理市との境界に近い山間にある真言宗の寺。
正暦3年(992)九条兼家の子兼俊僧正が創建した寺。創建当時は藤原氏の財力の裏付けにより86に及ぶ堂塔・伽藍を誇っていたという。
現在は山間にある小寺だが、付近の紅葉で有名である。
また、僧坊の福寿院には紅葉を借景にした見事な庭園がある。
交通不便なところで、普段は1日数本のバス便があるだけだが、紅葉のシーズンには1時間に1本くらいの頻度で臨時バスが運行される。
私は、近鉄奈良駅付近でレンタサイクルを借り、1時間強かけて行った。
西曆寺点描 サムネイル(小さい絵)をクリックすると大きくなります
特に紅葉の名所として知られているわけでないが、広大な敷地のあちこちに楓や銀杏の木が色づいている。
通勤の途中でもあり春秋のシーズンには一度は立ち寄るところ。
今年は、南端の丸太町通りに近い一角を占める九条家の旧邸に立ち寄った。
現在は茶室として用いられていた拾翠亭(しゅうすいてい)とその前に広がる九条池を中心とする庭園が残っている。
← 遠くに見える建物は京都御所。この日は一般公開日で賑わっていた。
↓ 拾翠亭より見た九条池
京都御苑点描 サムネイル(小さい絵)をクリックすると大きくなります
JR京都駅から宇治線に乗ると一つ目の駅東福寺で下車徒歩15分。
東山の麓にある臨済宗総本山で京都五山の一つ。
左写真の通天橋から見た紅葉で有名。よく紅葉の季節にはテレビで放映される。
境内は広大で数多くのもみじの木があるが、都会の中心に近く、色づきはもう一つである。
寺の縁起などは公式サイトを見てもらえば分るが、偶然,、この寺も九条家と関係が深く、13世紀前半に、時の摂政九条道家により創建された。
藤原摂関家との関わりから、境内の寺坊即宗院は近衛家を主筋とする薩摩藩島津家の畿内における菩提寺とされ維新の頃西郷隆盛などが僧月昭などと倒幕の謀議を巡らした所で、奥に隆盛の揮毫による戊申戦争で戦死した薩摩藩士を弔う碑がある。
東福寺点描 サムネイル(小さい絵)をクリックすると大きくなります
湖東三山の一つ。名神高速八日市ICで降り一般道を山手に向かって15分ほどでつく。ただし、紅葉のシーズンの週末は入り口付近の細い山道は激しく渋滞するので1時間以上かかる覚悟をして行く必要がある。出来るだけ朝早く到着するようにするとよい。
寺の創建は古く、推古天皇の時代(593-628)に聖徳太子の祈願により百済人のために建てられたと伝えられる。平安時代に天台宗の寺となり塔頭三百余坊といわれる広大な寺域を誇った。しかし、戦国時代、信長に敵対した六角(佐々木)氏側に立ったので全山焼き討ちにあい、現在の建物は江戸時代に再建されたものである。
境内には多くのもみじがあり紅葉に名所としても知られる。中でも、喜見院の庭園(下写真中央)は有名であり、庭の高台から遠くに琵琶湖が眺められる。
百済寺点描 サムネイル(小さい絵)をクリックすると大きくなります
このサイトではすでにおなじみの紅葉の名所
近くの長岡京市にある浄土宗西山派の名刹
もみじの木の数はそれほど多くないが、紅葉参道のもみじは色付きがよく絶品。
私の一押しの場所
過去の写真はここ。
2003年、2004年,
光明寺点描 サムネイル(小さい絵)をクリックすると大きくなります
大学のすぐ隣、吉田山の山頂付近にある天台宗の寺。我が家の墓もあり年に何度も訪れる。
すでにここで紹介済み
12月も4日になると日当たりのいい場所では落葉も盛んだが、例年紅葉が見られなかった本堂の裏の紅葉も見事に色づいていた。
真如堂点描 サムネイル(小さい絵)をクリックすると大きくなります