きっかけは冒頭のブラインドテストの結果ですが、内容はBMさんの「真空管アンプでは残響が長く感じる」という投稿から派生したものです。客観的事実とは言えないのでまともに議論しても結論は出ないと思いますが、真空管アンプの特徴がいろいろ議論されているのでまとめてみました。 なお、残響時間そのもの(部屋の残響)については最後にまとめました。
アンプのブラインドテスト 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月 2日(水)09時53分10秒 皆さん:
あまり新しくないですが、真空管アンプとトランジスタアンプとのブラインドテストの記事です。 聞き比べたソースも明示してあります。
http://www.stereophile.com/features/113/index.html
4ページ目のデータが面白いです。
Re アンプのブラインドテスト 投稿者:志賀 投稿日:2008年 4月 5日(土)11時00分25秒
HD さん、皆さん
確かにおもしろいですね。私なりの解釈をつけて紹介しておきました。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/ampblind.htm#stereophile2
結論的には有意差無しです
Re アンプのブラインドテスト 投稿者:BM 投稿日:2008年 4月 3日(木)13時37分18秒
興味あります・・・私の体感だと真空管アンプは残響を長く感じるのですが?記載は無いでしょうか?
Re: Re アンプのブラインドテスト 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月 3日(木)19時24分35秒
BM さん
あの記事のテスト(ダブルブラインドではありませんが)では、AアンプとBアンプの音が「どのように違うか?」とか「どちらが良いか?」という設問は無く、「同じ」か「違う」だけを被験者が回答する方法です。 この記事の読者からの投稿も記事の後に載ってますが、テストの方法論には色々な意見もあるようです
HD さん 投稿者:BM 投稿日:2008年 4月 4日(金)09時52分45秒
有難う御座いました・・・私は真空管アンプと石のアンプとフルデジタルアンプと使ってるのですが、オケのジャーって終わりの長さが真空管は、感覚では0.2秒位長く感じます、真空管の音が心地よく聴こえるのは、歪みを上手く利用した、この辺の残響成分の付加と、倍音の付加が原因しているのではと想像してるのですが?なにか真空管の歪みによる効果の検証データーとかは無いですかね?
Re: BMさん 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月 4日(金)14時19分11秒
BM さん
残響成分の付加と言ってよいかどうか判りませんが、
http://cartchunk.org:8080/audiotopics/DampingFactor.pdf
と言うペーパがありました。 これは「アンプとスピーカ」というシステムでの話で周波数依存性もありますし、切り口の一つではあると思いますが、お感じになっている残響の伸びと言うか「音」が尾を引く時間はDFが5以下のアンプでも0.05〜0.07秒位のようです。
リスニングルームの残響などの音響特性や反射音がスピーカのコーンに与える影響とかも関係あると思われますので、全体ははるかに複雑なシステムと考えられますね。また、倍音の付加は歪率と関係があると思います。
志賀注:HDさんの紹介されたダンピングファクター(DF)についての上の文献、そのときは見過ごしていたのですが大変有用です。
2ページ目の表に要約されていますが、例えば公称インピーダンス8Ω、f0 40 Hz の密閉型スピーカシステムを、DF = 1 〜 ∽ のアンプで駆動したときの振動減衰時間(ここを参照)の理論値が書いてあります。これによると、DFが50以上だと 減衰時間は0.04秒で変わらず、20以下になるとだんだん長くなり,DF=1 (無帰還真空管アンプ)だと 0.07秒くらいになります。これが聴き分けられるかどうかは微妙なところですが、 f0 でのピークはかなり顕著になるので、こちらの方が聴感に影響を与える可能性があります。これについてはここにあげた実測値の方がより信頼できると思います。
メカニカル振動音 投稿者:US 投稿日:2008年 4月 4日(金)11時38分7秒
真空管アンプは真空管を指で弾くと微かに音がしますが、このようなメカニカルな振動音も影響するように思われます。それに電流の変化によるグリッドなどの振動も影響するかとおもわれますがそれに関する資料はありませんでしょうか。
Re,メカニカル振動音 投稿者:BM 投稿日:2008年 4月 4日(金)15時13分0秒
US さん、
私も、それ言われたこと有ります、それで私の真空管アンプも指叩いたりしましたが、まったく音に影響は無かったです、多分構造上の問題で振動とか叩かれて音の出る真空管アンプも有るのだと思います?
Re2,メカニカル振動音 投稿者:志賀 投稿日:2008年 4月 4日(金)17時12分44秒
BM さん
>それで私の真空管アンプも指叩いたりしましたが、まったく音に影響は無かったです、多分構造上の問題で振動とか叩かれて音の出る真空管アンプも有るのだと思います?
プリアンプの初段管を指で撥ねてもまったくマイクロフォニックノイズは聞こえませんか?
真空管のノイズ 投稿者:GY 投稿日:2008年 4月 7日(月)08時43分48秒
私のアンプはボロですので、マイクロフォニックノイズはしっかり出ます。球によって差はあるものの、プリでも、メインの初段管でも出ます。どなたかこのマイクロフォニックノイズの与える影響につてご高説をお聞きしたいです。
Re2,メカニカル振動音 投稿者:BM 投稿日:2008年 4月 7日(月)16時09分59秒
指で、どの真空管を叩いても、音は出ないです・・・まー指先の爪で、ハジク位しか叩かないですけど?どんな音が出るのですか?ただそれが出るとしても、スピーカーからの再生音によりメカニカルエコーが生じ私の感じるエコー感の時間が長く成るとすると音質が綺麗に出ないと思うのですが?
メカニカル振動音2 投稿者:US 投稿日:2008年 4月 7日(月)21時09分34秒
私のヘッドアンプの初段管ECC83を無音状態で爪先ではじきますと小さくコツコツと聞こえます。
BMさんの感じておられるエコー感とはあまり関係があるようにはおもいません。エコーや残響が長く感じられるのはスピーカーの制動力、タンピングファクターが小さいためにおきる現象ではないかと思いますがいかがでしょう。
US さん 投稿者:BM 投稿日:2008年 4月 8日(火)15時27分56秒
同じスピーカーを使って、アンプが石、フルデジタル、真空管でのエコーの長さの違いなんです。両方使われている方居ませんか?真空管アンプは明らかに残響が長く感じます・・・
BMさん 投稿者:US 投稿日:2008年 4月 8日(火)16時25分33秒
感覚的に残響の長さの違いを感じられるのはよく解かりますが、残響の長さの違いを科学的に確かめたいのでしょうか。もしそうだとしたらスピーカーの能率、及び微小入力時の音圧特性や、リニアリティなど、あるいはアンプの出力インピーダンスなどなど複雑な要素が沢山絡んできますから、大変難しい問題だと思います。
Re3 ,メカニカル振動音 投稿者:志賀 投稿日:2008年 4月 9日(水)09時25分12秒 BM さん
>指で、どの真空管を叩いても、音は出ないです・・・まー指先の爪で、ハジク位しか叩かないですけど?どんな音が出るのですか?
その気になって試すなら聴こえると思いますよ。
真空管を弾いた直接音が出来るだけ聴こえない状態、具体的には密閉型ヘッドフォンを使うか又は耳をスピーカーに近づけ、LPプレーヤ入力を選択し、無入力状態でボリュームを上げプリアンプの初段管を指で軽くはじくと大なり小なり音がするはずです。それでも全く聴こえないとするとその方が問題ですね。
>ただそれが出るとしても、スピーカーからの再生音によりメカニカルエコーが生じ私の感じるエコー感の時間が長く成るとすると音質が綺麗に出ないと思うのですが?
努力して初めてマイクロフォニックノイズが聴こえるような真空管アンプなら十分対策が施してあるアンプなので、マイクロフォニックノイズが音質に影響することは考えなくてもいいと思います
Re: BMさん 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月 9日(水)10時21分38秒
US さん:
> 感覚的に残響の長さの違いを感じられるのはよく解かりますが、残響の長さの違いを科学的に確かめたいのでしょうか。
専門知識がある訳では無いですが、アンプへの「音」の入力波形とスピーカから出る音をマイクで拾った(録音しても良いです)「音」の波形やスペクトルを比較観察する事が第一歩ではないでしょうか?
スピーカから出る「音」は無響室と言うわけにはいかないでしょうから、至近距離と普段のリスポジと両方見るのが良いかと思います。 部屋の音響によって差が出るかもしれませんし、周囲の暗騒音やマイクアンプ、PCのノイズも念頭に置く必要もあるかと思います。
ソースは残響の差を感じられた音楽の当該部分でも、バースト信号でも良いかと思いますが、器機を壊さないようソースの入力レベルにはご注意下さい。
HDさん 投稿者:US 投稿日:2008年 4月 9日(水)12時21分17秒
HDさん
私も聴感上の問題になるとスピーカーとリスナーの距離や部屋の定在波なども影響するとは思っていましたが、長文を避けるため、 などなど、 と省略してしまいました。
>アンプへの「音」の入力波形とスピーカから出る音をマイクで拾った(録音しても良いです)「音」の波形やスペクトルを比較観察する事が第一歩ではないでしょうか?
まったく同感ですが、オッシロや測定器を持たない素人の悲しさで推測の域を出ないのです。
測定器を使ってソリッドステートアンプと真空管アンプで同一ソフトの波形の消え際を比較観察出来ませんでしょうか。
Re: 音の波形などの比較 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月 9日(水)13時32分4秒
USさん:
> 測定器を使ってソリッドステートアンプと真空管アンプで同一ソフトの波形の消え際を比較観察出来ませんでしょうか。
高価でなくても、そこそこのマイクや音圧計でアナログ出力のあるものであれば、Windowsの場合フリーソフトのWaveSpectraでもPCのLINE入力やマイク入力から、録音音量をクリップしないように調整してWAVファイルに録音できます。このWAVファイルをフリーソフトのAudacityやWaveSpectraで波形を見たり、周波数スペクトルを見ることが出来ます。
波形観察のやり方は前のプリエコーの話題の時に、志賀さんが詳しく書かれているので、ご参照下さい。
私も、以前アンプの出力、ウーファの入力(クロスオーバーのウーファ用出力)とウーファから出る音をマイクで拾ったものを40Hz、80Hz、160HzでTHDを比較した事があります。
音の信号がノイズに埋もれるレベルのところまでは音の消え際の観測が可能と思います。
Re: 音の波形などの比較 Re1 投稿者:BM 投稿日:2008年 4月 9日(水)16時48分14秒
私も測定自体は、それほど難しいとは思いません、倍音の無い単音を決まった時間、0.1秒とかでスピーカーを鳴らして、それをマイクで録音して、倍音の含み具合と音の長さが、石のアンプと真空管アンプで調べられれば良いと思うのですが?うーん。
Re: 音の波形などの比較 追補 投稿者:志賀 投稿日:2008年 4月10日(木)08時49分37秒
HD さん USさん:
>> 測定器を使ってソリッドステートアンプと真空管アンプで同一ソフトの波形の消え際を比較観察出来ませんでしょうか。
>高価でなくても、そこそこのマイクや音圧計でアナログ出力のあるものであれば、Windowsの場合フリーソフトのWaveSpectraでもPCのLINE入力やマイク入力から、録音音量をクリップしないように調整してWAVファイルに録音できます。このWAVファイルをフリーソフトのAudacityやWaveSpectraで波形を見たり、周波数スペクトルを見ることが出来ます。
その通りですが、一つ注意しなければいけないことがあります。マイクの特性にもよりますが、私の場合、マイク出力を直接パソコンのマイク入力端子に入れるとS/Nが悪くきれいなデータがとれませんでした。
使用したマイクは
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/subwoofer.html
で示したような数波のサイン波の立ち上がりや減衰波形を比較すると、あるいは差が観測されるかもしれません。
>波形自体の差が検出されにくいとすると,真空管アンプの歪みは比較的、2次高調波など偶数高調波が多いけれど聴感上あまり苦にならず、むしろ温かみの有るこころよい音、或いは、ふくよかな音として感じられる、と言う事をよく耳にします。
すでにHDさんから回答がありましたが、偶数次高調波が多いのはシングルアンプです。理論的(数学的)には
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/distortion.htm
ここに書いた通りです。
>このような感覚が聴感上、余韻として残り、残響の長さとして感じられるのではないでしょうか。?
こればかりは個人の主観なので何とも言えません
Re2追補 投稿者:US 投稿日:2008年 4月11日(金)19時39分8秒
志賀さん;
>で示したような数波のサイン波の立ち上がりや減衰波形を比較すると、あるいは差が観測されるかもしれません。
観測図を見ますと入力波と同じになるまでに時間がかかり、入力波が無くなっても少し振動しているように見受けられます。この差が観測されるかもしれませんと言う事でしょうね。
多くの記述の中からこのようにピックアップしていただくと大変解かりやすいです。
参考までに 投稿者:KU 投稿日:2008年 4月11日(金)20時40分18秒
> 観測図を見ますと入力波と同じになるまでに時間がかかり、入力波が無くなっても少し振動しているように見受けられます。
今回の議論とは直接は関係ないものの、半導体アンプを使った実験で極端に出力インピーダンスを上げて定電流アンプに近い動作をさせたときとのインパルス応答の違いを測ったことがあります。
出力インピーダンスを1kΩくらいにしてやると明らかな違いを見ることは可能ですが、今回は1Ωオーダーと0.01Ωオーダーの違いなのでデータを見せてもあまり意味がないでしょう。この実験自体はそれほど難しくはありませんが、生憎と今は実験できる環境がないのが残念なところです
Re 参考までに 投稿者:US 投稿日:2008年 4月11日(金)23時05分12秒
>半導体アンプを使った実験で極端に出力インピーダンスを上げて定電流アンプに近い動作をさせたときとのインパルス応答の違いを測ったことがあります。
そのデータの開示は可能でしょうか。
>出力インピーダンスを1kΩくらいにしてやると明らかな違いを見ることは可能ですが、今回は1Ωオーダーと0.01Ωオーダーの違いなのでデータを見せてもあまり意味がないでしょう。
意味が無い理由は何故ですか
Re: Re参考までに 投稿者:KU 投稿日:2008年 4月13日(日)16時36分1秒
US さん
> >半導体アンプを使った実験で極端に出力インピーダンスを上げて定電流アンプに近い動作をさせたときとのインパルス応答の違いを測ったことがあります。
>
> そのデータの開示は可能でしょうか。
>
見せること自体は構いません。
http://14.pro.tok2.com/~you-kazima/music/av/volt.JPG (リンク切れ)
http://14.pro.tok2.com/~you-kazima/music/av/current.JPG (リンク切れ)
ただし、このデータはUSさんが元々求めているものとは違うことに気をつけてください。
「今回は1Ωオーダーと0.01Ωオーダーの違いなので」と書いてあります。
http://14.pro.tok2.com/~you-kazima/
Re2: Re参考までに 投稿者:志賀 投稿日:2008年 4月13日(日)19時01分40秒
KU さん、US さん
http://14.pro.tok2.com/~you-kazima/music/av/volt.JPG
http://14.pro.tok2.com/~you-kazima/music/av/current.JPG
上が通常の定電圧駆動、下が定電流駆動(1kΩ直列抵抗入り)ですね。見事に違いますね。
これだけ差が出るなら、DF=1;R〜8Ω、DF=100;R〜8/100+(ケーブル抵抗)〜0.2Ω の場合の差をこの方法で測定し、注意深く解析すると差が検出できるかもしれませんよ。まあ、やってみないとわかりませんが。
ちなみに、DFの違いによるf特(Q値)の違いはかなり顕著です。
http://shigaarch.web.fc2.com/OldBBS/DFandftoku.html
Re3 参考までに 投稿者:US 投稿日:2008年 4月13日(日)22時04分42秒
KU さん、志賀さん:
図解有難うございました。スケールの単位が良くわからないのですが定電圧駆動より定電流駆動のほうが、 応答が長引く、 ように見えますね。それとDFが小さいとスピーカーの共振点が顕著に出て、特に低音域の暴れが大きくなって見えます。
このことから、 低音域を多く含んだホールの残響音が録音されたソース、を真空管アンプとトランジスタのアンプで比較した時、真空管アンプのほうがスピーカーから再生される残響音が僅かに長く感じられるのでは、と思いますが如何でしょうか。 感覚的な物言いですみません。
ちょっとまとめるのは難しいですが、冒頭のブラインドテストで取り上げられている真空管アンプは高出力の高級アンプで、高調波歪みや、ダンピングファクターなどのスペックは優秀なんだと思います。このような場合は、トランジスタアンプとの違いを聴き分けるのは不可能ということのようです。
BMさんの言われる、「残響が長く(0.2秒くらい?)感じられる」のが客観的事実なら測定にもかかり、ブラインドでも有意差があるはずです。もしそうなら、その真空管アンプは大変個性的なアンプだと思いますが、具体的に分からないので、これ以上議論をしても無駄なようです。
途中で入った部屋(ホール)の残響時間について最後にまとめておきます。
Re:オケのジャーンの後の残響の長さ 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月12日(土)21時59分29秒
BM さん:
> そうですかー、私の感じだと、オケのジャーンの後の残響の長さが、かなり違って聴こえるのですよね・・・
アンプは半導体アンプ1台しか持たないのですが、先出のマーラー#3 1楽章(BPO)の最後の「ジャン」のスピーカ出力をリスポジで44.1KHz/16bitで録音、PCに取り込んでCDからリッピングしたファイルと比較しました。 マイクの性能(70Hz以上しかF特が判りません)や録音機材、スピーカ、部屋等にもよると思いますが、当然波形も音色も違います。が、Audacityで再生しながらイアフォンで何回か聞いて測定して見たところ(私の耳では)残響の消え入ると思われる時間は「ジャン」の始まりから共に2.40+/-0.03秒に入ってます。(このやり方は「ジャン」は0dB, 残響の消際は-50dB近辺ですから再生音量には注意が肝要です) ホールで録音されたオケの音のどこまでが楽器の音なのか、どこからが残響なのか判りませんですが、、、
RE: 残響時間 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月11日(金)21時54分4秒
ちょっと一休みしまして、このようなサイトを見つけました。
http://www.ymec.com/hp/signal/piano3.htm
ピーク0dBとして-60dBまでPCで測定するのはノイズの点で難しいと思いますが、フルオケがジャンと鳴って残響が聞えなくなるまでの時間はAudacityを使えばイアフォンで聞いて0.1秒以下の精度で測定出来そうに思います。オケ音楽の場合波形比較はやはり無理ですね。
音源によっては、このサイトにあるように外挿法で求める事ができるかもしれません。
RE2: 残響時間 投稿者:志賀 投稿日:2008年 4月13日(日)06時44分43秒
HD さん
残響時間についてはHPの遮音と吸音のページで参考にした永田穂著「建築の音響設計」にいろいろデータが出ています。ムジークフェラインホールは2.0(着席時)〜2.8(空席時)秒となっています。残念ながらベルリンフィルハーモニホールのデータはありませんが紹介されたサイトのデータを見るとほぼ同じか少し短めですね。聴衆の数にもかなり依存するようです。オーディオのリスニングルームとしてこの著者の推薦値は0.3〜0.4秒くらいだそうです。
Re: RE2: 残響時間 投稿者:HD 投稿日:2008年 4月13日(日)14時45分59秒
志賀さん、皆さん:
ホールや部屋の残響を計るのには、インパルス応答で500Hz, 1/3 octaveの波形から求めるのが標準のようですね。 新しくはないですが次のようなペーパもありました。
http://web.archive.org/web/20040914205415/http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/publications/happyou/asj/asj-1989oct.pdf