1000人で運ぶ大王の石棺homeへ

2005.8.28

 動画

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我が町高槻市にある今城塚古墳継体天皇(?〜531)の墳墓と考えられている。しかし、正式には茨木市にある藍野陵が継体天皇陵とされているため宮内庁の管轄外にあり、一般人が自由に出入りできる全国唯一の大王墓である。そのため、最近高槻市教育委員会が中心となり、古代の大王墓の復元と史跡公園化を目指し発掘整備が進められており、巨大埴輪群など数多くの驚くべき発見が成されている。

その中で、3基見つかっている石棺のうち1基は、遙か九州の熊本県・宇土産の阿蘇ピンク石が使われていることが分かった。そこで九州地方の考古学者が中心となり同じ材料を使って石棺が復元された。完成した石棺は、海路はるばる850kmを人力でこぐ古代船に引かれ、大阪港まで運ばれ、今回今城塚に持ち込まれ、これも古代の運搬具として知られる修羅を使って運ぶイベントが、近所の小学生、一般参加者を集め行われた。このページはそのイベントの記録である。

運搬ははじめに、小学校低学年生が、小型の修羅で棺の蓋(約2トン)を運びその後、約5トンある本体を小学校高学年生、延べ1000人をこえる一般参加者が引き、最後に蓋と合体し7トン以上ある石棺を一般参加者が引くという趣向であった。その他近くの高校のブラスバンド部がファンファーレを地元にある平安女学院の和太鼓部の部員による和太鼓の演奏も行われ催しに彩りを添えた。

上の動画は本体の運搬の模様。「エイサー」のかけ声とともに少しづつ動いている

下はこのときのスナップ写真。

サムネイル(小さな絵)をクリックすると大きくなります。


蓋の運搬

本体の運搬

蓋と本体


修 羅

埴輪群

円筒埴輪
後方は墳丘


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