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PCオーディオ

PCオーディオ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月 7日(木)02時09分39秒  

先日オーディオシステムの入れ替えを行いましてCDプレイヤーを排除しプレイヤー部分をPCに移行ししました。アンプも1980年後半から1990年前半に一時販売されていましたDAC搭載の型のプリメインアンプに入れ替えました。グレードは当時のミドルクラスの上位のものです。

接続はPCオンボード搭載のS/PDIF(光)端子→プリメインアンプ(DAC)→スピーカーといった感じでございます。PCはWindowsですがPC側で勝手に色々と行われるためCDより取り込んだWAVEデータを余計な経路を経ず直接S/PDIFへ送信できる状況を作り現在に至っています。(VistaですのでWASAPIの排他モードで使用しています)

PCも短期間でマルチコア化が進み再生に要する(と、言ってもステレオのCD音源レベルの再生にそう大きな処理能力は必要ありませんが)リソースにコア1個を割けるようになり他の処理の足を引っ張らない状況にもなりました。また、サウンド機能がAC97コーデックからHDオーディオへの進化したため最近はそこそこのレベルのマザーボードでもS/PDIFやHD端子が標準搭載されております。一度CDから音を取り込んでしまえばメディアの入れ替えなしに手軽に音楽を楽しめる環境はやはり便利です。

現状はCD音源を再生することだけを念頭にシステムを置き換えましたが今後は高いレートでサンプリングされた音源の提供ももっと一般的になり普及してくると思われますので折をみて次の段階に進む予定です。

さて、本題ですが

現在のPCはいわゆる一般的な自作PCでケースもスチール、内部のノイズ対策もほとんど施していません。オーディオでも内部に非磁性の素材を使いノイズの影響を抑えるという手法が取り入れられてきました。パソコンに置き換えますとケースや電源をを非磁性のアルミでできたものを使用する。ネジも真鍮やナイロンなどの非磁性のモノを使用する。ケーブルにシールドを施す。冷却ファンなどを排除しファンレスの環境を作る。こういった事で実際にPCでの音質向上が望めるものでしょうか?

Re: PCオーディオ 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月 7日(木)07時19分45秒    
PN さん

>一度CDから音を取り込んでしまえばメディアの入れ替えなしに手軽に音楽を楽しめる環境はやはり便利です。

PCオーディオの最大のメリットはこれでしょうね

>オーディオでも内部に非磁性の素材を使いノイズの影響を抑えるという手法が取り入れられてきました。

「オーディオでも」というのは既存のオーディオ装置という意味ですね? こういうことはよく言われますが、決して客観的に評価されたいわゆる「客観的事実」ではありません。(下のページ参照)

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/objective.html

つまり、"定性的にその方がいいという議論から、そう思って聴くと確かに主観的にはそう聴こえ、それで検証したつもりになり、あたかも客観的事実のようにマニアの間で流布している" というのが大部分です。私にいわせればその大部分は「科学の衣を着たおまじない」です。

このような「オーディオ界の常識」は一旦リセットし。定量的解析により本当に効果がある(人間の聴覚で識別できるレベルの変化を与える)かどうかを再検討する必要があるというのがこのサイト「オーディオの科学」の最大の論点です。

>パソコンに置き換えますとケースや電源をを非磁性のアルミでできたものを使用する。ネジも真鍮やナイロンなどの非磁性のモノを使用する。ケーブルにシールドを施す。

個々の効果について言及するときりがないので、上の観点に立ちご自分で考えて下さい。私にいわせれば、「一言でいえば効果なし」です。

>冷却ファンなどを排除しファンレスの環境を作る。

PCオーディオで最も問題になるのはファンの回転音やハードディスクのアクセス音など、それ自身が発生する機械的騒音ではないでしょうか? これが気になるようなレベルなら何とかする必要がありますね。また機械的に華奢なケースの場合、スピーカーの音により共振を起こし音を濁すことも考えられます。

>こういった事で実際にPCでの音質向上が望めるものでしょうか?

上記の通りです。

Re: PCオーディオ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月 7日(木)14時41分11秒  

>上の観点に立ちご自分で考えて下さい。私にいわせれば、「一言でいえば効果なし」です。

実のところ、現状でPCから提供される音質はもう十分なレベルに達しています。最初は少々ノイズが気になりましたがこれは私が書いたハードウェアの問題ではなくOS含めたシステムの動きや制御によるもので使用していない他のオーディオデバイスを切り飛ばしたりOS標準の仕様や設定で音声がミキシングされたり(これは何も接続されていないデバイスから入ってくるノイズも含まれます)ミキシングされた音声が勝手にリサンプリングされる事などを排除すれば解決してしまいました。

この質問の趣旨はこれ以上PC側にハードウェアの費用を投入するメリットがあるか冷静に判断したかったのです。聴いていて耳に付くノイズというのは駆逐できています。

>それ自身が発生する機械的騒音ではないでしょうか? これが気になるようなレベルなら何とかする必要がありますね。また機械的に華奢なケースの場合、スピーカーの音により共振を起こし音を濁すことも考えられます。

こちらも音声を出してしまえば気になるレベルの音にはなりません最近のCPUは消費電力も熱量も一時に比べ減りましたし低処理時は最大能力の半分程度までCPUの周波数を下げる機能も搭載されるようになっています。(これはノートPCでの技術です)内部のファンを高速に回さなければ長時間安定稼働しないということも定格で使用する限りは少なくなりました。言ってしまえば冷蔵庫や電子レンジ等の方がよっぽどうるさいですね。ケースに関しては頑丈なモノを使用しています。ちょっとしたサーバに使えるケースです。そして開閉部のスリ合わせがキッチリ作らられているケースを使いました。これはスピーカーの音に対する共振対策です。

よって一つの結論にたどり着きました。

つまりこれ以上、費用を投入してもさほど向上は見込めないということです。逆にもっとPCで快適に使用できるソフトウェアなどにお金をかけた方が使用上のメリットが高いという結論です。私はオーディオ以外にもMIDIなどの音楽関係もしますのでこれらの作業が統合して行えるソフトを導入すれば今以上により良い環境が手に入りそうです。

PCオーディオ 投稿者:BM 投稿日:2009年 5月 7日(木)10時47分31秒  

現在はPCの様に、多様との物をオーディオに使うよりも、オーディオ専用のHDプレーヤーは沢山発売されていますから、それらの使用の方が良いと思います。わたしはソニーのHDPとフルデジタルアンプを使っていますが、このスタイルが現在のCD再生では、もっともシンプルだと思っています・・・

Re: PCオーディオ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月 7日(木)16時20分31秒  

「シンプル」という点では専用機のメリットは大きいと思います。ただ、音質に関しましてはPCでも十分なレベルに達しています。私の耳がおかしくなければ1990年代初頭のミドルクラスのCDプレイヤーと比べても極端な差異は認められませんでした。もっともPCはトランスポートの役割しかはたしていません。ですので極端な差異がないのは当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

D/A変換などはプリメインアンプに搭載されたDACを使用しています。現行のハイサンプリングに対応したDACなどに比べれば年代が年代ですので性能面では勝てませんがCD音源を再生するなら十分な性能と言えます。すでに消滅したメーカーのアンプですので詳しい仕様はわかりません。

DACの性能は16ビットで4倍から8倍のオーバーサンプリングくらいでしょう。対応サンプリングレートは各16Bitで32KHz、44.1KHz、48KHzと当時のCDプレイヤー搭載のDACと遜色はありません。48KHzに関してはDATに対応するためだと思われます。このDACの性能だけでもCD音源に限れば必要にして十分すぎる性能です。

このシステムのハイサンプリング対応については音源の提供がある程度一般的になってから行う予定です。その場合はプリメインアンプを交換することになるでしょうね。その場合はおっしゃられるデジタルアンプへの移行となると思います。PCはすでにハイサンプリングを処理する能力を持ち合わせていますので。

Re2: PCオーディオ 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月 8日(金)05時35分7秒  
PNさん

>よって一つの結論にたどり着きました。つまりこれ以上、費用を投入してもさほど向上は見込めないということです。逆にもっとPCで快適に使用できるソフトウェアなどにお金をかけた方が使用上のメリットが高いという結論です。

そういうことでいいと思いますが、逆に1つ質問させて下さい。PNさんの方式はDACとしてアンプ搭載のものを使うという方式のようですが、現在ならいわゆるUSB接続のオーディオプロセッサを使うのが手っ取り早く、一般的な方法ではないかと思うんですが、何かお考えがあってそのようにされたんでしょうか?

Re: Re2: PCオーディオ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月 8日(金)14時33分37秒

まず、背景の一つにCDPをPCに置き換えるにあたりPCを新調しOSがWindowsXPからVistaへかわりました。実は某音響メーカーのオーディオプロセッサは持っておりましたがVistaをサポートしていないという事が一つ目。

そして二つ目に、どちらにせよパッシブスピーカーを接続するので結局はプリメインアンプが必要であること。(オーディオプロセッサにはアンプ搭載のモデルもありますが価格もそれなりにいたします。)

三つ目に、今回のマザーボードにはS/PDIFが標準で搭載されていたこと。

四つ目に当分はCD音源以上のサンプリングレートを再生及び編集する予定がないこと。(それを考えれば最近のDACはかなりのオーバースペックですね)

五つ目に接続する機材をできる限り減らす方向でシンプルに構成したかったこと。

六つ目にDAC搭載のプリメインアンプの中古が運良くしかも安価で売られていたこと。

このような条件が重なって今回の選択に至りました。S/PDIFが標準搭載されているPCはまだ少数ですが今後は増える傾向にありそうです。特にHD端子はエントリーモデルでも搭載されてくる可能性はあります。これまでのPCはS/PDIFが搭載されていることが稀であり志賀様がおっしゃられるようにデジタル信号をPCから出力しある程度の音質を求めるならUSB接続が手軽で扱いやすく一般的であったと思います。

ですので、特段深い考えがあったわけではなく少ない予算で自身の目指すバランスのとれたシステム再構築を行った結果こういった構成になったということです。特に少ない予算というのと機材を集約し減らしたい、必要以上のスペックは現状必要ないというのは非常に大きいと言えますね。

今後はPCにデジタル出力が標準搭載されてきそうな気配ですのでPCから直接AVアンプへの接続といったような構成も徐々に増えるかもしれません。特に多チャンネルの再生で音質を確保したい方には最適でしょう。S/PDIFに関してはオンボード搭載のものはまだステレオ再生のみのサポートのようです。中には規格上可能な5.1チャンネルでの再生をサポートするものが出てくるかもしくもう出ているかもしれません

Re: Re2: PCオーディオ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月 8日(金)15時22分40秒 志賀様

それと補足になります。少しオーディオから外れる内容であることをご容赦ください。

当方はIT系のエンジニアで駆け出しはコンピュータ機器の修理工、今言うカスタマーエンジニアからスタートし現在はサーバ、ネットワークを含めたインフラ構築を生業としております。当然、お客様の要件や予算に沿ったインフラの提案も必要になるわけですが私の場合、まずお客様が絶対必要とする要件を満たした最小限の構成を立てて、そこで予算が余れば先の事を考えてそこへ投資するのか余った予算を別の問題点に回すのか、予算が余るに越したことはないので最小限の構成でいくのかなどを綿密に話し合います。悲しいながらこの不景気ですので必要要件を満たすのに予算が足りないことのほうが多くこういったスムーズな提案ができる事の方が稀となってしましたが・・・

オーディオは趣味の世界ですのであまりこの手の方法は当てはまらないのかもしれませんが私がオーディオに対する考えもインフラ構築と似たような傾向にあります。まず、自身に絶対必要な条件を洗い出してまずはそれを満たします。ここまで手に入れた音質や環境をできる限り崩したくはないというのが正直なところです。

今回の場合も予算を考えれば複数の構成案がありその中にはUSB接続のオーディオプロセッサの案もございました。複数の案を考えたのち機材の調査や調達にかかるのですが今回は複数の案のうち条件を満たす機材が安価で販売されていましたのでこういう選択となったわけです。

先を見越してハイサンプリングにも対応しているDACなどを導入するのも一つの手ではありますが「今でなくとも必要になってからでも十分間に合う」というのが正直なところです。

こと、デジタル機器の進歩は異常なほど早く音質面での性能はどうかわかりませんが今後、今以上の小型化が進んだり、よりよいチップの開発も行われる事だろうと思います。ですので、必要になったときにその時の最新の製品から必要な条件を満たす機材をまたチョイスすればいいと考えています。先への投資はオーディオに関してはもっとも最後です。
それよりも条件を満たした既存の環境を如何に扱いやすくよりよいものにするかという優先度の方が私の場合先に来るのですね。

PCはすでに24Bit/192KHzまでのサンプリングを処理する能力は標準で備えていますので今後もしハイサンプリングに対応させたいならプリメインアンプを入れ替えるという事になると思います。また、パーツの増設で最新のオーディオスペックに引き上げることができるのもPCならではの柔軟性ではないでしょうか。

正直、プリメインアンプ搭載のDACと最新のオーディオプロセッサのDACどちらが音質がいいかという話になると良く分からないというのが本音です。音響システムというのは機材が充実していても環境で大きく変化します。どんなに高価なシステムも環境が伴わなければ意味がないでしょう。残念ながら私の環境はオーディオルームを持てるような状況にはありませんのでオーディオが盛んであった頃の国内メーカーの5万から8万価格帯の機材で十分だと思われます。

Re: Re3: PCオーディオ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月 8日(金)18時25分53秒

一昔、中古オーディオショップでのCDPの聞き比べをして明確な違いを感じたことがございます。音源は私が普段聴いているお気に入りを持参しました。

明確な違いといいましてもそこいらの評論家やオーディオマニアの言うような難しい事ではなく弦楽器のある音域がキンキンと耳につくかつかないかといった内容です。CDP以外のシステムやスピーカー及び環境は同一です。当然そこには価格差もございましたがおそらくこれがDACやアナログ回路のチューニングや作り込みの差なのだと解釈しました。

AVシステムでスピーカー以上に音質や音の傾向を左右するモノはないのでしょうがCDPの性能は志賀様が述べられている通りDACとアナログ回路の差なのだと思います。

当方は管楽器吹きでもありオケや吹奏楽の奏者の立場になることもあれば観客としての立場になることもございます。ただ、一般の方よりそういう趣味を持ち合わせていますので生の音に触れる機会は多いと言えます。ですのでホールでの演奏をオーディオでできる限り再現したいという目的がある場合ホールでの体感がどのようなものであるか知っておくこともオーディオ選択において大事な要素だと思います。特にスピーカー選びでは重要なのではないでしょうか。

最近のホールは小規模であっても音響設備も整ってきて奏者側としても観客側としても好ましい状況がそろってきています。一昔、音響設備の整っていないホールで演奏をしましたがいやはや、音が飛ばない響かないで泣きそうになりましたね。もしかすると録音が悪い音源の中にはホールによる影響があるものも存在するのかもしれませんね。当然、収録年数が古いものは当時の録音技術の差というのもあるとは思いますが。


Re4: PCオーディオ 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月 9日(土)08時08分44秒  
PN さん

>・・・・・ 最近のホールは小規模であっても音響設備も整ってきて奏者側としても観客側としても好ましい状況がそろってきています。一昔、音響設備の整っていないホールで演奏をしましたがいやはや、音が飛ばない響かないで泣きそうになりましたね。もしかすると録音が悪い音源の中にはホールによる影響があるものも存在するのかもしれませんね。当然、収録年数が古いものは当時の録音技術の差というのもあるとは思いますが。

ご意見全く同感です。

私は最近はBS放送の音楽番組を録画して見る(聴く)ことが多いんですが、最近の日本国内の音楽専用のホールの音響は総じて素晴らしいですね。「影響がある」どころかむしろ決定的といってもいいんではないかと感じています。NHKの録音技術も安定しており、CDのようにバラツキがなく安心して聴けます。外国での録画もよく見ますがこちらは演奏は素晴らしくても音質にはバラツキが多く玉石混交です。

ご覧になったかもしれませんが、

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/BSaircheck.html

こんなふうに楽しんでいます。もっとも、最近は数が増えすぎスペースがなくなってきたのでケースには収めず番号で整理しバインダーに収納しています。


DACの今と昔 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月21日(木)20時19分36秒  

PCオーディオの件につきましては対応、返答ありがとうございました。

一昔のDACはチップの集合体でありCD音源を再生できれば良いレベルの性能でしたが最近のDACはワンチップの構成も多くCD音源以上のサンプリングにも対応しています。回路がワンチップになっていくのはPCでもそういう経緯をたどっていますので技術の進歩と真っ直ぐ受け止めればいいのだと思います。

志賀さんもCDPの性能を見るのであれば電子回路(DAC)を重視すべきであると書かれておりました。

そこで、今と昔のDACをCD音源再生のレベルで見たとき音質的な向上というのはやはりしているのでしょうか? ここでいう音質とは志賀さんの掲げる「高忠実度再生」と解釈していただいて結構です。

私のDAC搭載アンプは販売からかれこれ20年です。今でもこのこれと同等スペックのDACが搭載された小型のデジタルアンプなども存在します。もっともDACのスペックは同等でも当然チップの構成などは全く異なる事は承知しております。

Re DACの今と昔 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月22日(金)19時43分31秒  
PN さん、

>・・・・そこで、今と昔のDACをCD音源再生のレベルで見たとき音質的な向上というのはやはりしているのでしょうか? ここでいう音質とは志賀さんの掲げる「高忠実度再生」と解釈していただいて結構です。

そうですね。技術的には、オーバーサンプリング・デジタルフィルターの採用や、ハイビット化によるスムージングなどが開発されスペックはそれなりに向上していますね。その辺りの変遷は例えば

http://www.audio-heritage.jp/

このサイトから、Sony やDENONのCDプレーヤの調べればすぐわかるわけで、時代と共に少しづつ向上しているのは確かですが、1号機であるSonyのCDP-101でも、例えば高調波歪みは0.004%以下ときわめて小さく、ダイナミックレンジも90dB以上と、人間の弁別域を十分上回っており、これ以上スペックを上げてもブラインド聴き分けられるような向上があるのかどうかはなはだ疑問ですね。実際、ブラインドテストでは有意差無しという結果ばかりのようです。

CDの音質の向上があるとしたら、むしろ再生側でなく録音側の方にあるんではないでしょうか?

Re: Re DACの今と昔 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月22日(金)22時47分53秒  
志賀さん

お返事ありがとうございます。

> CDの音質の向上があるとしたら、むしろ再生側でなく録音側の方にあるんではないでしょうか?

そうですね、これがCD音源を仕入れる時に一番苦労すると思います。良い環境、安定した録音がなされた音源はやはり良いですね。どんなに高価なシステムでも環境や録音が悪いとやはり良い音で聴く事はできません。実際のところオーディオの機器選択よりハズレの音源を購入しないで済む方法を習得す方がお金がかかるかもしれません。そういう意味では志賀さんのBS録画は非常に理にかなっています。

知人より某社の1Bitデジタルアンプが頂けるとのことで近日自宅へ到着予定です。デジタルアンプは初めてですが価格も3万円程度の安価なアンプですが実力の程を拝見しようかと思います。デジタルアンプと言ってもAVアンプですのでピュアオーディオ向けではありませんが無償提供してもらえるので喜んで譲り受けさせてもらうつもりです。感触が良ければサブにでも使うか現在のアンプと入れ替える予定です

Re: DACの今と昔 投稿者:KZM 投稿日:2009年 5月21日(木)22時18分25秒  
PNさん

>そこで、今と昔のDACをCD音源再生のレベルで見たとき音質的な向上というのはやはりしているのでしょうか?

まず、20年前の機種ならDACが健在でも後段のアナログ回路が大幅に劣化している可能性も高いわけですから、そういう誤差要因も排除した実機の純粋比較は難しいと思います。(不可能ではない)

消費電力等の問題を無視して、純粋に音質(もっとはっきりと、信号品質)で比較した場合には、目で見てわかる定量的なS/N、線形性などは現在も向上しており、開発の余地はあると言えます。

ここで最もありがちな間違いはスペックの違いを知った上で比較すれば当然ハイスペックな方をよいと判断してしまうことです。この部分をクリアしないと話が進みません。

その上で聴覚ブラインドテストでもわかるかといえば、ここの本記事で引用されている結果のようにある程度以上のスペックのものを適切に使えばもはや弁別不能のようです。

個人的には適切でない使い方をするとブラインドテストでも弁別可能なレベルの差が出てくるかもしれないと考えているのですが、手元での実験はなかなか難しくフォローできていないところです。

買い物という意味では、同じ値段なら性能がよい方が嬉しいということで基本的にはいいと思います。逆に同じ性能なら安い方が偉いという真っ当なスタンスはオーディオ界ではなぜか受け入れられないようです。

Re: DACの今と昔
投稿者:PN 投稿日:2009年 5月21日(木)22時55分33秒  
KZMさん

ご返答ありがとうございます。私がズバリ知りたかったのは

> ここで最もありがちな間違いはスペックの違いを知った上で比較すれば当然ハイスペックな方をよいと判断してしまうことです。この部分をクリアしないと話が進みません。

> その上で聴覚ブラインドテストでもわかるかといえば、ここの本記事で引用されている結果のようにある程度以上のスペックのものを適切に使えばもはや弁別不能のようです。
>

> 個人的には適切でない使い方をするとブラインドテストでも弁別可能なレベルの差が出てくるかもしれないと考えているのですが、手元での実験はなかなか難しくフォローできていないところです。

この部分です。要は高スペック=音が良いではなくスペックの違いをわかった上で弁別可能かどうかを知りたかったです。

DACも新旧あれどデジタルからアナログへ変換する基本プロセスに大きな差があるわけではないと考えていました。新旧で圧倒的に変わったのはチップ構成でしょう。これは、半導体技術の進歩の点からも理解できます。今やワンチップでDACにDSPと増幅までやってしまう時代ですので。小型化ができるという点では目に見える明確な違いといえます。じゃあ、20年といういう年月で純粋な音という点で向上はあったのか?これが素朴な疑問でした。

そこで質問ですがKZMさんの想定されている「適切でない使い方」とはどういう状況を想定されていますでしょうか?

Re: DACの今と昔 投稿者:KZM 投稿日:2009年 5月23日(土)10時20分53秒  
PNさん

> そこで質問ですがKZMさんの想定されている「適切でない使い方」とはどういう状況を想定されていますでしょうか?

先の回答にも書いたように、DACチップによる違いのうち今でも意味がありそうなのはS/Nと線形性の2点と言えそうですので、これらの違いを際立たせるような使い方です。デジタルボリュームで極端に音量を絞ればバイナリが実質数bitFSにまで落ちることになりますから、S/Nがひどく悪くなります。この出力アナログ信号の品質には、DACチップによる違いが拡大されて見えることになるでしょう。ただし実験したわけではないのでこれで明らかな違いが見えるかは未確認です。

いくつも機材があれば実験は比較的簡単ですが、残念ながら手元ですぐにはできません。

デジタルアンプ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月24日(日)23時16分25秒  

先の書き込みで言っておりました1Bitデジタルアンプが到着しましたので早速アンプを置き換えてみました。俗にうシアターセットと言われるスピーカーセット売りのアンプですが今回は何とスピーカーまでついてきました。

もっともスピーカーはピュアオーディオとしてはあまり使えないクオリティですサブウファーだけはパッシブタイプでそこそこ使い物になる代物でした。アンプからサブウファー専用の出力があり通常のスピーカーと同じように+−の配線で接続します。

肝心の音ですが価格を考えれば十分と言えるほど良かったです。置き換え前のアンプ以上の音質になったとは感じませんが同等レベルは維持しているだろうと思います。こちらは2004年頃の製品ですのであとはどれだけの耐久性があるかという事ぐらいでしょうかね。
横幅は一般的なオーディオのサイズと変わりませんが高さは6センチ程度と非常に薄いです。

デジタルアンプがパソコンと酷似していると考えると半導体やチップの生産や供給が安定し需要さえ確立すれば製造を含めコストを随分下げられるように思います。今後はこういったデジタルアンプがやはり普及してくるのでしょうか?

ピュアオーディオの世界ではまだデジタルアンプの数は少ないように思います。今回のアンプはAVアンプですが当然ステレオで聴く事も可能ですしAVアンプだから何か良くないとも感じませんでした。

そして今回、志賀さんがなぜサブウファーをすすめるのか理解できたような気がします。元々超低音が不足しているのは妥協していたのですが今回、たまたま入手できましたので増設してみて「あぁなるほど、そういうことか」と理解した次第です。当分は置き換えたシステムで運用してみようかと思います。

Re デジタルアンプ 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月25日(月)17時27分32秒  
PN さん、

>先の書き込みで言っておりました1Bitデジタルアンプが到着しましたので早速アンプを置き換えてみました。・・・

>肝心の音ですが価格を考えれば十分と言えるほど良かったです。

それはよかったですね。

>置き換え前のアンプ以上の音質になったとは感じませんが同等レベルは維持しているだろうと思います。こちらは2004年頃の製品ですのであとはどれだけの耐久性があるかという事ぐらいでしょうかね。

耐久性という点ではデジタルアンプの方がいいんではないでしょうか? アナログアンプで必ず劣化してノイズが生じるのは摺動抵抗を使ったボリュームです。恐らく1ビットアンプの場合音量もデジタル制御でしょうからこの問題から免れているはずです。

>デジタルアンプがパソコンと酷似していると考えると半導体やチップの生産や供給が安定し需要さえ確立すれば製造を含めコストを随分下げられるように思います。今後はこういったデジタルアンプがやはり普及してくるのでしょうか?

パソコンの場合、その性能を客観的に評価することが可能ですね。ところが、オーディオ製品の場合、ブラインドでの評価がタブーになっているので価格が安ければ売れるというわけではないようですよ。「オーディオの科学」的思考をする人が増えるかどうかにかかっていますね。

>ピュアオーディオの世界ではまだデジタルアンプの数は少ないように思います。今回のアンプはAVアンプですが当然ステレオで聴く事も可能ですしAVアンプだから何か良くないとも感じませんでした。

私も、現在使っているアナログアンプが壊れたら躊躇なく、サブウーファーの自動設定機能のついたデジタルAVアンプを買うでしょうね。

サブウーファー 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月25日(月)18時22分59秒  
志賀さん

増設したサブウーファーなのですがアンプとセットの一部でメーカーサイトにも特に詳細な仕様は書かれていませんでした。性能が不明と言うのはある意味気持ち悪いですが現状、どうあれホールの臨場感に近づいた事は確かですのでその点は満足しています。そういう意味では大成功と言えるでしょう。

今後サブウファーのスペックアップを考えた場合について。アンプにはサブウファー専用のスピーカー出力とアクティブウーファーを接続できるサブウーファーのプリアウトが搭載されています。プリアウトもパッシブと同じだけアンプ側から各種調整が可能です。スペックアップの選択としてパッシブ、アクティブ両方の選択肢があるわけですがアクティブの場合無駄にアンプ部を増やすことになりますしパッシブは見ている限り市場での選択肢が少ないように思います。究極はパッシブを自作というのもあります。

志賀さんがこういったパッシブ、アクティブ両方選択可能な中でスペックアップを図る場合どのような選択をされますでしょうか?

Re サブウーファー 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月25日(月)22時20分15秒  
PN さん

>・・・スペックアップの選択としてパッシブ、アクティブ両方の選択肢があるわけですがアクティブの場合無駄にアンプ部を増やすことになりますしパッシブは見ている限り市場での選択肢が少ないように思います。究極はパッシブを自作というのもあります。

>志賀さんがこういったパッシブ、アクティブ両方選択可能な中でスペックアップを図る場合どのような選択をされますでしょうか?

やはり、アクティブが無難ですね。最近のサブウーファーは、モーショナルフィードバックをかけるなど、アンプと一体として設計されているものが多いので、AVアンプ付属のサブウーファー用アンプを有効に活用するのは難しいでしょうね。


Re: Re デジタルアンプ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月25日(月)22時39分37秒
志賀さん

> 耐久性という点ではデジタルアンプの方がいいんではないでしょうか? アナログアンプで必ず劣化してノイズが生じるのは摺動抵抗を使ったボリュームです。恐らく1ビットアンプの場合音量もデジタル制御でしょうからこの問題から免れているはずです。

すいません、少々言葉足らずでした。パソコンと酷似しているので耐久性の心配をしています。職業柄多くのトラブルを起こしたパソコンと向き合ってきましたが正直、しっかり設計してあるのか?という壊れ方をする機器も結構多かったからです。1年少々でコンデンサーが膨張したり泡を吹いたりCPU周りのフェーズコイルや素子が焼き切れたりCPUソケットがCPUもろとも剥離したり事例を挙げればキリがありませんが一般ユーザーが実情を知れば「家電以下」とあきれられる障害があるのも事実ですので。そう意味での耐久性を心配しています。幸い、私は今まで何台かアンプ等を購入しましたがどれも長持ちしたので。オーディオが盛んだった時期の製品の品質はある程度信用しています。8年から10年は目に見えるトラブルは出なかったですね。最初に発症したのは仰るようにボリュームのガリでした。そのうちトーンコントロールにも出るようになりましたね。後は、設置環境やユーザーの扱いによっても左右はされると思います。

> パソコンの場合、その性能を客観的に評価することが可能ですね。ところが、オーディオ製品の場合、ブラインドでの評価がタブーになっているので価格が安ければ売れるというわけではないようですよ。「オーディオの科学」的思考をする人が増えるかどうかにかかっていますね。

なるほど。今回初めてデジタルアンプを試しましたが正直、このまま使っていこうと考えています。今回は無償提供ですのでタダでしたが実際に購入したと考えればアンプだけで3万円程度。これで当時6万円から7万円クラスのプリメインアンプと音質で大差がない上に省スペースで使い勝手も良く各種機能が上なら当然3万円のアンプを使います。5.1CHへの拡張の道もまだ残っていますので。まぁ、そのためにはスペースの見直しを余儀なくされますが・・・ スピーカーはあっても設置場所がないという悲しい状況でございます。

デジタルアンプの耐久性 投稿者:志賀 投稿日:2009年 5月26日(火)09時51分14秒
KZM さん、PNさん

>この業界の常識として、PCパーツは機能寿命が非常に短かい場合が多く、製品寿命は精々3年持てばよいという暗黙の了解があります。また保証も1年のものがほとんどです。家電製品のような耐久消費財と同じように考えるのは無理があります。

>アナログのオーディオ機器は機能寿命が長く、買い替え周期が長いのでそれなりに堅牢な設計にしないといけません。この状況は対照的です。

確かに、機器の耐久性は内部事情を知らないとわからない部分がありますが、デジタル・アナログで二分して論じるのは少々乱暴ではないでしょうか?

私の経験では、トラブルを起こし易い個所は、可動部分、機械的接触にたよるスイッチやボリューム類、電解コンデンサーといった所ではないでしょうか?

その場合デジタルアンプは可動部分や機械的接触に頼る部分が殆ど無いので結構長寿命だと思うんですが? 電源部はアナログ・デジタルとも条件は同じですね。ただし、ソフトのバグによる不具合はアナログにはないことですね。

実は最近、HDDレコーダーのソフトのバグで音飛びがするという不具合に悩まされました。執拗にクレームを付けた結果(かどうかはわかりませんが)デジタル放送を通じてのソフトの自動更新でやっと解消しました。 単純なデジタルアンプはともかく、いわゆるAVアンプも重いソフトを積んでいるならこれも気になる所ですね。


あと、もう一つ、その製品の価格競争の激しさも大きなファクターではないでしょうか?当然、出来るだけ安価な部品を使おうとするので信頼性が落ちますね。

>デジタルAV機器は前者にあてはまりますので、機器の進化を追いかけると結構短期的に買い換えたいと思うようになります。

これは確かにその通りです。しかし耐久性とは別問題ですね

Re: Re デジタルアンプ 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月26日(火)10時47分39秒
KZMさん

> アナログのオーディオ機器は機能寿命が長く、買い替え周期が長いのでそれなりに堅牢な設計にしないといけません。この状況は対照的です。

真面目にオーディオを作るメーカーが少なくなった等と巷では言われますがデジタルオーディオがPCの運命はたどってほしくないのが本音ではあります。でも、難しいのだろうなぁと思っています。その分、販売価格は安くなるでしょうから短いサイクルで買い替えて最新の性能を追い求めることになりそうですね。

>デジタルAV機器は前者にあてはまりますので、機器の進化を追いかけると結構短期的に買い換えたいと思うようになります。

私が今回頂いたシアターセットは2004年製ですが無償提供を受けたのも買い替えによるものでした。何でもHDMIで接続したいからだとか。5年という月日だけでもドルビーやDTSも進化していますし出力できるチャンネル数も増えていますね。接続デバイスもHDMIが標準搭載になったりと確実に進化していますので3年から5年周期で買い替えが一般的になりそうですね。

Re: デジタルアンプの耐久性 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月26日(火)11時25分42秒
志賀さん

> 確かに、機器の耐久性は内部事情を知らないとわからない部分がありますが、デジタル・アナログで二分して論じるのは少々乱暴ではないでしょうか?
> 私の経験では、トラブルを起こし易い個所は、可動部分、機械的接触にたよるスイッチやボリューム類、電解コンデンサーといった所ではないでしょうか


パソコンではコンデンサーは最近個体コンデンサーを採用する製品が多くなりました。モノによってはオール個体コンデンサーです。あとは、チップの信頼性とロット不良などを掴まされない事でしょうか。パソコンの場合、メモリでチップの良し悪しが出る傾向があります。たまに聞いた事もない無名メーカーのチップが搭載されているメモリもありますがたいがい安価な場合が多いです。

デジタルアンプでコストを下げる場合理屈ではパソコンと似たような感じになるのかなぁと考えています。

>その場合デジタルアンプは可動部分や機械的接触に頼る部分が殆ど無いので結構長寿命だと思うんですが? 電源部はアナログ・デジタルとも条件は同じですね。ただし、ソフトのバグによる不具合はアナログにはないことですね。

> 実は最近、HDDレコーダーのソフトのバグで音飛びがするという不具合に悩まされました。執拗にクレームを付けた結果(かどうかはわかりませんが)デジタル放送を通じてのソフトの自動更新でやっと解消しました。 単純なデジタルアンプはともかく、いわゆるAVアンプも重いソフトを積んでいるならこれも気になる所ですね。

パソコン、携帯を含めファームやソフトのバグは多いというか当たり前のようにありますね。これは困りものと言うかユーザーも困る最近のよろしくない傾向です。ですのでハードの品質も大事ですがファームやソフトの作り込みをしっかりするのも大事な部分となるでしょうね。「検証」という作業には時間もコストもかかるというのがメーカー側として最大のネックなんだと思います。時間がかかると新製品の販売周期で不利になりコストも増大します。特に検証のコストって結構バカにならないようですね。

>あと、もう一つ、その製品の価格競争の激しさも大きなファクターではないでしょうか?当然、出来るだけ安価な部品を使おうとするので信頼性が落ちますね。

これがパソコンの品質を低下させた一つの要素であるのは確かだと思います。これに、短いサイクルでの新製品の販売も影響しているでしょう。ですので、オーディオがパソコンと同じような運命をもしたどればこういった可能性はあるのかもしれません。

でも悪くはないです 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月26日(火)12時33分32秒  
志賀さん KZMさん

なんだかんだで今回頂戴したデジタルアンプも販売から5年経過していますが前オーナーが大事に使っていたのか状態は結構良いです。そういう意味では心配している耐久性の面はクリアしています。

1Bitデジタルアンプと言う時点である程度メーカーがわかってしまう部分はありますがそのメーカーは高価なピュアオーディオ用の1Bitアンプも販売していましたので前オーナーもこの安いシアターセットには品質面で当初不安はあったようです。確かに相当な値段の開きがありますので。どうやってココまで価格を下げたのかは不思議に思うのも無理はないと思います。安い方のピュアオーディオ用アンプと比較しても5倍以上の価格差がありますので。高価なほうですと20倍以上です。だだこの価格差はデジタル機器である以上販売時期に年数の差もありますので単純には考えられない部分はるのでしょうけどね。でも何事も使ってみなければわからないというのが正直なところですね。今後どんなトラブルが発生するかはわかりませんが修理を考えてもメーカー修理の方が販売価格より高くつくと思われます。使い勝手も、音も価格を考えれば十分だと感じましたのでたまたまこういったかたちでデジタルアンプに乗り換える機会に恵まれたおかげでデジタルアンプを経験できました。今後、買い替えるにしてもデジタルアンプになるでしょう。

なんだか一気にオーディオのデジタル化が進んでしまった感があります。サブウファーの増設も実現しました。価格が安く済んで現状維持かそれ以上が手に入るのはありがたいことです。

志賀さんやKZMさんは5.1CH以上の多チャンネルの再生には興味または着手はされていないのでしょうか?

Re: デジタルアンプの耐久性 投稿者:KZM 投稿日:2009年 5月26日(火)19時18分56秒
志賀さん

>>アナログのオーディオ機器は機能寿命が長く、買い替え周期が長いのでそれなりに堅牢な設計にしないといけません。この状況は対照的です。
>

> 確かに、機器の耐久性は内部事情を知らないとわからない部分がありますが、デジタル・アナログで二分して論じるのは少々乱暴ではないでしょうか?

アナログの、は書かないほうがよかったと思います。アナログでもデジタルでも単純な増幅器なら機能寿命は長いでしょうし、今の話では同じカテゴリに入ります。

比較しているのは機能寿命(いわば機能の耐久性)が短い日進月歩のデジタル機器、のことですが、こんなことをくどくど書いても仕方ないですしここまでで。

本題に戻ってデジタルアンプはどうかといえば、製品寿命はアナログアンプより長そうです。省エネ化など進歩は続いているので後者の要素を含んでいる部分もあると思います。

Re: でも悪くはないです 投稿者:KZM 投稿日:2009年 5月26日(火)19時31分47秒 PNさん

> どうやってココまで価格を下げたのかは不思議に思うのも無理はないと思います。

売り方の問題のような気がしますけど、手元の1bitフルデジタルアンプの中身を見てみると、コストダウンできる部分はしている、という印象でした。

> 志賀さんやKZMさんは5.1CH以上の多チャンネルの再生には興味または着手はされていないのでしょうか?

http://27.pro.tok2.com/~KZM/music/av/items.html

と、ここから行ける過去の機材のページに我が家の変遷が大体書いてあります。今は六畳一間の寮なのでサラウンドはできません。

Re: でも悪くはないです 投稿者:PN 投稿日:2009年 5月27日(水)20時03分32秒 KZMさん

> PNさん

> 売り方の問題のような気がしますけど、手元の1bitフルデジタルアンプの中身を見てみると、コストダウンできる部分はしている、という印象でした。

サイトの方拝見しました。私はまだ中身を拝見していませんがコストダウンしている部分はしている印象ですか。私のモデルはシアターセットとして売り出されていたモデルですが何故かスピーカーの出力コネクタが特殊でです。ケーブルに拘りがなければ別に問題はありません。

ただ、説明書には「他のスピーカーを接続すると故障の原因となります」なんて怖い事がかいてあります。セットのスピーカーは4Ωですが6Ωや8オームのスピーカーを使っても普通は大丈夫だとは思うのですが説明書にそう書いてある以上メーカーに問い合わせても答えてはくれないでしょう。私は構わず社外の6Ωの小型ブックシェルフスピーカーを接続しています。DDSS方式のスピーカーで見た目はフルレンジに見えます。PCを操作しながら聴く事が多いのでサイズ的にも重宝しています。

アンプは2004年製ですが2.8MHzサンプリングモデルで既にこの当時で11.2MHzサンプリングのモデルが出ていました。多分パソコンのCPUの製造のような方式で歩留まりを抑えるほど単純ではないとは思いますが実際はどうなんでしょうね。コンデンサや電源、アナログ部分などの質やグレードは価格にある程度まで比例してくるとは思います。売り方の問題と言うのもだいたい見当はつきました。

実際等倍の2.8MHzと4倍の11.2MHzのサンプリングが音の面でどれくらい差として表れるのか一度聴いてみたいですね。私の場合「違いがわからん」とあっさり言ってしまいそうな気もしますが・・・

AVアンプには以前から興味はあったので今回は良い機会でした

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