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AVアンプによるサブウーファーの設定

DSP AV アンプの薦め 投稿者:志賀 投稿日:2009年 4月 9日(木)08時45分35秒 皆さん、

オーディオで一番重要なスピーカーの選択について、「オーディオの科学」では良質な中型スピーカー(これがいわゆる音質を決める)とサブウーファーを組み合わせる方法を推薦していますが、問題はサブウーファーのチューニング(カットオフ周波数、ボリューム、位相の設定)が難しく、CDソフトを耳で聴きながら調整すると、まず間違いなく低音過剰になります。そこで、測定が必要になるわけですが、ちょっと面倒です。

実は、最近ある方からのメールで知ったのですが、いわゆるAV用に開発されているDSP(Digital Sound Processor) AVアンプは、測定用のマイクが付属しており、サブウーファーとメインシステムの自動調整機能を有し、ほぼ理想的なチューニングが可能だそうです。これは、2.1ch システムにも利用できるそうで、これからシステムを揃えようとしている方にはこの方法を導入されることをお薦めします。

HPの方にも紹介しておきました。


http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/subwoofersusume.html#20090409

AVアンプによるサブウーファー設定 投稿者:CM 投稿日:2009年 4月10日(金)21時03分14秒

志賀さんにサブウーファーのセッティングについて、AVアンプを利用することをメールしたところ、投稿をすすめられたのでわずかの経験を記載してみます。

4年近く前にCDを聴きはじめたばかりです。”サブウーファーの薦め”に同感しております。それなりの紆余曲折をへて、現在

DVD−S1700 ヤマハ・ユニバーサルプレイヤー
DSP−AX461 ヤマハ・AVアンプ
SX−300 ビクター・密閉型スピーカー
YST−SW515 ヤマハ・サブウーファー

という機器の構成になっております。5.1CHのスピーカーも時に稼働させます。

耳だけに頼るサブウーファーのセッティングに確信がないので、測定機能の有るアンプを探しました。某社のピュアオーディオ用のものは高価なのと能書き程ではないとの私信があったので、数あるAVアンプの中からヤマハDSP−AX461を使ってみました。映像機能は入力切り替えができるだけで、このために安価なのが大きい購入動機でした。

AX461にはYPAOと呼称する自動音場設定機能があり、発生音をマイクロホンが拾い演算してくれます。YPAOの中でもベーシックな演算グレードのようです。

6畳の部屋に機器を設置してます。

a: SX−300に対してYST−SW515の音量つまみが9時30分位置で、ア ンプ出力補正が0デシベルになりました。
b: 位相はリバースでした。(SW515のスイッチがノーマル時)
c: ハイカット周波数は表示されませんでした。初期値80HZのままでした。
   SX−300はLARGEと判定されました。
d: SW515が実際よりも約3m遠い音源と示されました。
60HZ付近での測定値のようです。
(オンキョウのSKW−10という小型の密閉型では約1m遠でした。)
e: 低音域はサブウーファーに割り付けられていました。
(フロントスピーカーにも低音域を入れるBOTHが初期設定。)

ハイカット周波数はマニュアルで変えられるので60HZとしてみると少々やせた音になりました。
CDで標準音源を再生すると65HZ位から音圧が低下するので、SX−300での80HZは妥当でした。(70HZ設定はDSP−AX461の目盛りにありません。)

低音域がサブウーファーを割り付けているとき、ハイカット周波数を120HZにしても80HZの場合と区別できませんでした。
リモコンのマニュアル操作で、瞬時に条件比較が出来るのでとても便利です。
アンプの性能も自分には十分でした。また低音が遅れる感覚はありませんでした。
2.1CHというより、3WAY方式の変形と言えるものではないでしょうか。
取り扱い説明書通りBOTHの場合よりもきれいな音になりました。
AVアンプの機能を利用して、普通のアンプのためのサブウーファーのセッティングが行えることも分かりました

この方法にでは、通常は行なわないメインシステムのローカット(低域帯域制限)も行なうのでサブウーファーとの干渉が避けられ好結果を産むようである。

なお、YAMAHAのYPAO音場補正システムの解説はこちらに収録してある

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