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スピーカーと部屋の振動

スピーカの振動 投稿者:RW 投稿日:2009年 2月18日(水)22時00分35秒    

スピーカーの駆動時に振動を床に伝えない効果的方法を教えてください。いろいろ世間には詐欺まがいナ商品もありますが宜しく願います

Re スピーカの振動 投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月19日(木)06時16分43秒    
RW さん

振動を床に伝えないこと自身が目的なら、理想的には箱を床から浮かしてしまう、実際には大きなクッション系のインシュレーターを使うのがいいということになります。

しかし、それ以前に、振動を床に伝えない方がいいのかどうか考えてみる必要がありますよ。

スピーカーの箱が振動するのは主にウーファーの振動の反作用力が原因です。この力による箱の振動を押さえるには、箱の機械強度を高くすることと箱の質量を大きくすることです。

極端な場合を考えると、箱の強度が十分強くかつ、床も例えばコンクリート床のように十分硬い場合は、むしろ、箱を床に固定して、反作用力を箱と床を一体として受け止めてやる方がいいわけです。つまり、箱の振動を遮断しない方がいいということになります。

逆に、床が弱い木製の板など振動しやすいものであれば床と箱の機械的結合を絶つ、つまり、理想的には箱を浮かしてしまうのがいいわけです。この場合は固定する場合よりは箱の振動の振幅は大きくなり音質には悪影響を及ぼすことになります。

実際にはこの中間にあり、どちらに重点を置くか悩ましいところですが、前者の場合は金属製のスパイク状インシュレーター(と呼んでいいのかどうか分りませんが?)を使い出来るだけ「がたつかない」ようにする方がよく、後者の場合は、クッション系のインシュレータにより振動が伝わらないようにすればいいわけですが、その分箱が不安定になるのはやむを得ないことです。

要するに、どのようなインシュレーターを使うかは床の強度とのかねあいで決まるというわけです


Re スピーカの振動 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月19日(木)10時56分31秒    
RWさん、

これはスピーカーの再生音に可也の影響を持っています、床に振動を逃がすと言う考えも有ります、低域も増しますしスピーカーの箱の中に振動が停滞するのも少なく成ります、又柔らかい物を下に敷くとスピーカーが不安定に成り正確なスピーカーの振幅の邪魔にも成りますし。

どんな目的で床に振動を伝えたくないのですか?

Re2: スピーカの振動 投稿者:NJ 投稿日:2009年 2月19日(木)12時34分41秒
RWさん

私も以前は振動を床に伝えないインシュレーターなるものを採用しようかと考えたことがあります。しかし考え直して諦めました。もしやるならチャチなインシュレーターではダメでしょう。音響エネルギは凄まじいですから。ネズミチュー鉄(鋳鉄)というのがあって、一言で言えばス(細かい穴)だらけの鉄の鋳物ブロックです。音響吸音防振効果が大きいそうですが、鉄ですから重いはずです。スピーカーの下に効果が出るほど敷くには軽く100kgを超えるのではないかと思います。

 私のリスニングルームは二階で、如何にしても振動を抑えることは困難です。で、床の振動をなるべく低い周波数にするため床材を重いものを使い(15mmコンパネにチークブロック張り)ダンプしてあります。それでも完全にはほど遠いです。
 部屋が一階なら周囲の床とは切り離して地面からコンクリート基礎を立ち上げてそこにスピーカーを固定する方法が確実です。出来ればアンプやプレーヤーも別の基礎の上に設置した方が良い。これは私の意見でなく確かな筋の音響コンサルタントの方から教えられた事です。

 それから、スピーカーの重量は重いほど良いと思います。聴くときの音量にもよりますが、スピーカーの音響エネルギはバカになりません。スピーカーの重量で極力押さえ込む必要があります(スピーカーの振動板以外の余計な振動を抑える)。私の所のはハコだけで1本155kg、ウーファーを付けると182kgになります。それでも完全に振動を抑える事は出来ません。

 つまり、「振動を伝えない」でなく、「共振を抑える」方に力を注ぐ方が良い結果が得られると思います。床だけでなく、ガラス窓とか、ベランダのアルミサッシとか、家具の扉とか、食器棚の中の皿とか、実に意外なものが共振します。テストCDで周波数スイープ信号をテストすれば分かります。これを抑えないとスピーカー周りだけ気にしても解決しません。

スピーカーの振動2  投稿者:RW 投稿日:2009年 2月19日(木)22時17分33秒    

オーディオルームは2階にありまして、床はフローリングです。振動の要員はユニットの振動の反作用ですか。なかなか強力なものなんですね。スパイクは設置のガタをとるものですか。かつてコンクリート製のどぶ板を床に置区とよいと聞きました。これはどんな意味があるのでしょうか。この上にスパイクしても意味はありませね。どうも聞いていて足裏に振動が来るのは嫌なものです。音も濁るような気がします。床が振動すると音出るでしょうし。

Re スピーカーの振動2 投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月19日(木)22時33分58秒 RW さん

>かつてコンクリート製のどぶ板を床に置区とよいと聞きました。これはどんな意味があるのでしょうか。

簡単にいうと同じ大きさの音を出した場合、反作用力(反跳力ともいいます)による箱の振動は箱が重いほど振幅が小さくなります。ボートから岸に飛び移ろうとするとボートが動いてしまい、自分は思ったほど岸に飛べない。一方大きな船からだと船はびくともしなくて思った通りの距離が飛べる。ちょっと極端な例ですが同じ理屈です。力学的には運動量保存則によります。

従って、重量の大きく強度もあるコンクリート板にスピーカーボックスをがっちり固定するとそれだけ振動を抑えることが出来るということです。 ただし、これは箱自身が頑丈でないと効果はありません。


RW さん 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月20日(金)10時31分38秒    

良いオーディオルームでも床の振動は足にも伝わりますよ、これを感じない部屋では、私は音楽を聴く気に成りませんし、多分良い音では無いと思います。

スピーカーの振動を適度に床に伝える事と、スピーカーの前後の振動を床の強度で支えるのが良いと思います。ちなみに私のスピーカーは115kgですが下に玉石を100kg入れた箱に60mm厚の無垢材を敷いて乗せています、スピーカーの安定と床の強度不足の補強を兼ねています・・・

スピーカーの振動3  投稿者:RW 投稿日:2009年 2月19日(木)23時01分36秒    

こんな特許がありました。

http://jstore.jst.go.jp/cgi-bin/patent/advanced/detail.cgi?pat_id=18351

Re2: スピーカーの振動3 投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月21日(土)05時21分52秒       
RW さん

http://jstore.jst.go.jp/cgi-bin/patent/advanced/detail.cgi?pat_id=18351

確かに、こうすれば箱の振動は抑えられるでしょうね。しかし、だいぶ体裁が悪くなりそうです。さて、使うひとがあるでしょうか?

皆さん

ところで、真偽のほどは分らないんですが、さる有名な英国製ビンテージスピーカは適度の箱鳴りがあるのでいい音がするといわれているようですがどうなんでしょう?


憶測で議論するのは良くないので測定データなどもう少し具体的な情報をお持ちの方があれば教えて下さい。

箱鳴り 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月21日(土)16時36分41秒    

>英国製ビンテージスピーカは適度の箱鳴りがあるのでいい音がするといわれているようですがどうなんでしょう?

私はタンノイファンなので、箱鳴りに付いては色々論議されますね?タンノイの測定値はSS誌でも載ったことは有りますが、箱鳴りの部分がどれなのかは、その図では解らないと思います、スピーカーが鳴ってる時に箱を触ると盛大に響きを手に感じます。ただ箱鳴り自体でソフトの音と違う音とか共鳴音が出れば問題だと思いますが、観賞用のスピーカーは何でも有りですから、床を響かせ箱を響かせ、できるだけ生演奏の感じを出そうとしているのだと思っています。私的にはユニットだけの音質を良いとは感じないのです・・・

箱鳴り2 投稿者:US 投稿日:2009年 2月21日(土)17時39分55秒  
 
裸のオルゴールを木製の壁やフローリングに押し付けて鳴らすと裸のときより大きな音量で豊かに響きますが、エンクロージャーには、こんな効果も有るようで、それを上手く利用していると思われるスピーカーがありますね。

それとは対照的に入力波形を出来るだけ忠実に再現するように設計されたスピーカーもあります。

市販のLP、 CDは多かれ少なかれ、それぞれ違ったイコライザーが掛かったものが大半ですから、再生側で自分の聞くジャンルや好みに合ったスピーカーを選ぶのが良いのではないでしょうか。

Re: 箱鳴り  投稿者:NJ 投稿日:2009年 2月21日(土)18時58分37秒
志賀さん

ところで、真偽のほどは分らないんですが、さる有名な英国製ビンテージスピーカは適度の箱鳴りがあるのでいい音がするといわれているようですがどうなんでしょう?

 小生のタンノイはVLZというブックシェルフ型で1960年代初等のものですが、ハコ鳴りはありません。ハコが鳴るという説もありますが、中には梳毛フェルトがギッシリ詰めてあり、ハコ鳴りする感じはしません。当時タンノイオートグラフがベストスピーカーと言われておりましたが、それを国産のハコに入れたものはどうもうまくないという評判でした。(こういう事を書くとトシが分かってしまいますなあ。)

 国産のものも、ユニットはモニターゴールド15"ですから本物と同じで、ハコは構造や寸法をコピーしたのでしょうが、同じに造っても音が違うというのはやはり本物はハコにもそれなりのキャラクターを与えていると言うことでしょう。

 この様なことはタンノイに限らずアルテックA-7、A-5にも言われて居り、中古品市場でボロボロのA-7用エンクロージャーが高価で取引されています。拙宅のA-4もハコのホーンのRの付いた部分は流石に振動は抑えられていますが、平面の部分は盛大に振動しています。今はホーンの出口の所を部材で補強して振動を抑えています。それで確かに音は変化した様に思いますが、良くなったか悪くなったかはちょっと言い難いです。測定すれば周波数レスポンスの変化がはっきり現れるような変わり方です。

 スピーカーの特性を見て、それだけで音質が良いか悪いかを判断するのは危険だと経験上悟りました。逆に言えば、スピーカーの全てを表すような特性は無い。少なくとも周波数レスポンス、インピーダンスカーブ、歪率だけでは判断できないと言うことでしょう。 例えば、1970年代、世間でもて囃されたモニターあるいはスタジオ用と銘打った有名メーカーのもの、周波数レスポンスや歪率などは特に問題も見あたらず、でも私はどうも納得行かなかった。理由は分からぬがイヤな音と感じました。

 たしか1977年のラ技増刊号だったと思いますが、トーンバーストで周波数を変化させて入力波形とスピーカーからの出力音波を比較したテスト結果が発表され、納得が行きました。くだんのモニタースピーカーは、1.5kHzあたりの波形が見るも無惨で、多分あのメーカーの誇る中域ドライバとショートホーン、音響レンズのどれかに欠陥があったのでしょう。蛇足ながら、同じ雑誌にアルテック612が載っていて、これは大きな欠陥が見あたらず、流石と思いました。

 長々と書きましたが、オーディオというヤツは、データでダメなものは勿論ダメ。データが良くても即信用するわけには行かない。結局最後は感性の世界と言うことのようで、しかも感性の領域が大きい。支配的とも言えましょう。つまりは技術的にまだ未熟であると言えます。

> 憶測で議論するのは良くないので測定データなどもう少し具体的な情報をお持ちの方があれば教えて下さい。

 タンノイではありませんが、昨年のMJ誌のスピーカー製作記事の中で、ハコを強化したものは周波数レスポンスに変化が現れ、「細かいピーク・ディップが消えた」とあったような記憶がありますが、雑誌を処分してしまって確認出来ません。どなたか覚えておられる方もおいでになると思いますが。

これに続く議論は「評論家・メーカーに一言」というテーマ別ページで続けます

Re: スピーカーの振動 投稿者:RW 投稿日:2009年 2月22日(日)12時03分10秒    
BMさん

> 良いオーディオルームでも床の振動は足にも伝わりますよ、これを感じない部屋では、私は音楽を聴く気に成りませんし、多分良い音では無いと思います。 スピーカーの振動を適度に床に伝える事と、スピーカーの前後の振動を床の強度で支えるのが良いと思います。ちなみに私のスピーカーは115kgですが下に玉石を100kg入れた箱に60mm厚の無垢材を敷いて乗せています、スピーカーの安定と床の強度不足の補強を兼ねています・・・

これ玉石が最適なんでしょうか 玉石を選んだ理由を教えてください。 他の材料を試して見ましたか 例えば珪砂とかまたスピーカの重さと玉石の重量は同量ですか。

玉石2  投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月25日(水)09時21分0秒    
RW さん、 BMさん

玉石がいいかどうかは別として、小石を置くのは鉄道のレールの下に置くのと同じで振動を吸収するのが目的だと思うんですが? ただ、それだとBMさんの目的に合致しないように思いますが如何でしょう? 適度と言うことでそれでいいのかもしれませんが?

RW さん 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月25日(水)10時46分42秒       

私自身は那智黒石しか使っていませんが、これを教えてくれた人達は色々試した結果の様です。この石と大きさが一番良いみたいです・・・理想はチークのシッカリした床に時下置きが理想と思います、それに近いのが玉石ベースです。簡単ですし安く出来ます。
オーディオショップでも売ってる所が有りますよ。

http://www.soundhunter.co.jp/audio/accessories/shg/shg.html

玉石 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月25日(水)10時55分52秒  
    
>玉石がいいかどうかは別として、小石を置くのは鉄道のレールの下に置くのと同じで振動を吸収するのが目的だと思うんですが? ただ、それだとBMさんの目的に合致しないように思いますが如何でしょう? 適度と言うことでそれでいいのかもしれませんが?

志賀さんの言われている様に、振動の吸収だと砂の様な細かい物の方が効果が大きいと思います、レールの下に敷く目的も振動の軽減も有ると思いますが?枕木を安定して動かないようにし、全重量を均等に支えるのが目的と思っています。私の使っている玉石は3cm4cm位の物でして、スピーカーと同じ位の重さの量を使います、この重さで安定させて、振動も適度に床に伝わります。

Re: 玉石 投稿者:NJ 投稿日:2009年 2月25日(水)12時06分29秒    
志賀さん

RW さん、 BMさん”へのコメントの中で

>小石を置くのは鉄道のレールの下に置くのと同じで振動を吸収するのが目的

 とありますが、鉄道の砂利(バラスト)は昔は玉砂利でしたが、今はカドの尖った「砕石(さいせき)」を使います。振動吸収効果は副次的な効果で、それを狙ってバラストを使っているのではありません。今使われている技術にスラブ軌道または直結道床というのがあり、バラストは使いません。保守に手間が掛かるから。スラブ軌道とはレールの下にコンクリートスラブがあってレールはボルトでそれに直接締結されています。間には鉄の座金とゴム板が敷かれていますが、ゴムは薄いものです。

 鉄道のバラストの主目的は、線路の高さ、水平を確保すると共に、枕木を固定するものです。高さ、水平はバラストを突き固めて調整し、同時に枕木をより強固に固定します。 バラストがないと、温度差によるレールの延び縮みによって、線路が動いてしまい(カーヴ区間ではレールの膨張により線路が張り出してしまう。特にロングレールにおいては顕著で極めて危険)、これを防ぐためバラストで強固に枕木を押さえつけているのです。
 なお、振動に関しては、バラストの副次効果はなかなかで、振動と言うより騒音を低減します。もっともバラストだけでなく路盤の種類も関係しますが。

Re 2 玉石 投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月25日(水)12時48分30秒    
BM さん、NJさん

>志賀さんの言われている様に、振動の吸収だと砂の様な細かい物の方が効果が大きいと思います、レールの下に敷く目的も振動の軽減も有ると思いますが?枕木を安定して動かないようにし、全重量を均等に支えるのが目的と思っています。

この点に関しては宇田賢吉著「電車の運転」中公新書(p.155) に触れています。いわゆるレールの「バラスト」用にも、昔は玉石が使われていたようですが最近は経費削減のため砕石のようです。枕木を支え、衝撃緩和と排水という多目的にかなういい材料として古くから使われているようですね。コストも考えるとこれよりいい材料はなかなか現れないようです。ちなみに、砂利を車両のような重量物を支える目的に使うと、振動吸収効果が大きくてもすぐ変形してしまい,また排水効果が小さく使えないんでしょう。

補足:確かに最近は少なくとも都市部では枕木だけでなく台座もコンクリート製が使われることが多いようですね。この方が補修費用が安くつくということですね。

なお、オーディオルームについては、本当に床を適当に振動させた方がいい音が得られるのかどうか、かなり疑問があります。これについてはまた後で。


Re: Re 2玉石 投稿者:NJ 投稿日:2009年 2月25日(水)14時02分32秒       
志賀さん、BMさん

「バラスト」用に玉石を使ったのは古くからで、第一目的は線路のレベル調整と枕木の固定です。鉄道の速度が低く、重量も軽かった明治の頃から使っていました。お雇い外人技師が、バラストちゅうもんが要るので輸入したいと言い、良いだろうと輸入してみたら、何だジャリじゃないかという笑い話があります。

 玉砂利を砕石に換えた理由は、鉄道工学を勉強したのは遙か昔で、はっきり記憶しておりませんが、枕木などの固定・支持能力つまり枕木にレールから力が掛かり、移動しようとするときに抵抗する力が玉砂利より大きいためと考えられます。また、理想的な玉砂利の資源は限られ、工業的には砕石の方が得やすいからです。

 砕石の問題点は、列車の重量を受けて振動を緩和する作用をしているうちに摩耗してカドがマルくなり、砕石の用をなさなくなるのと、土の路盤にメリ込んでしまうので、適宜補充しなければならない、また噴泥といって、土路盤の泥をくわえ込んでしまうこともあり、また砂になったものがワルサをするなど保守上の問題も多く、ご存知のように新幹線などではバラスト更新という総取り替えの大工事を行います。

 つまり、バラスト道床はイニシャルコストは低いがメンテコストは高いものです。これに対し、スラブ軌道といわれるコンクリートスラブの上にレールを敷設したものは、イニシャルコストは大きいがメンテコストは有利です。ただし、スラブ軌道は高架橋とか、沈下しないしっかりした路盤の上に設置すべきもので、盛り土のような不等沈下する路盤では適用できません。 以上、オーディオとは関係有りませんが、話題が出ましたので。

玉石3  投稿者:BM 投稿日:2009年 2月25日(水)14時36分3秒    

私の使ってるのは中国産の那智黒石で、つるつるに磨いて有ります、10`800円位ですかね?これを木で箱を作りスピーカーの重さ位入れて、上に楓のスピーカーボードを置き、スピーカーを載せます、床のデコボコには玉石の重みで、箱がすぐに馴染みます、その上に載ったボードは玉石で均等にスピーカーの重量を支え、振動を均等に床に伝えます・・・

一般家庭のフローリングではスピーカーを支持する強度は不足だと思います、チークで張り替えるのは大変費用も掛かりますから、玉石ベースはお薦めですよ

床を適当に振動? 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月25日(水)15時10分52秒       

これはどうでしょうか?そのスピーカーの性質にもよると思います。モニタータイプの様なスピーカーだと必要無いし邪魔もするかも知れません、観賞用スピーカーと言われるタイプで床置き型スピーカー、フロアータイプとも言いますかね?これらはメーカーの音決め時点でも床の影響、効果も加味していると想像しています。

床を振動させて、有る程度音量の増加をさせている楽器も多いいです、たとえばチェロとかベース、ピアノとか太鼓もそうだと思いますが?各楽器の音は直接楽器から伝わる音だけでは無く床や壁そのた色々な暗騒音を伴いますから、生演奏を演出するスピーカーは、いろいろ何でも使って、それらしくと言う事だと思っています、どっちみちユニットからソフトの音を100%出せたとしても部屋の影響も有りますし左右のスピーカーの音を左右の耳で完全に分離は出来ませんしね?

データーは有りませんが、色々セッティングした経験から言うと、フローリングに時下置きと、コンクリートに時下置きでは、低域の音圧が違うと思います。

つまり床を振動されると低域の音圧が上がる、ただ上手く制御しないと低域がボケてスピードが出ない。コンクリートだとスピーカーはシッカリ固定できてスピードは出るがアンプで低域を補充する必要が出ると感じます。

Re: 床を適当に振動? 投稿者:NJ 投稿日:2009年 2月25日(水)16時57分30秒BMさん

 普通の建築ですと、どうやっても床は振動します。直接の振動を絶縁しても共振します。演奏会場で手すりなどを触ってみると共振しているのが分かります。

 床以外にも共振するものは多く、壁板、ガラス窓、戸棚や本箱の扉、ありとあらゆるものが特定の周波数で共振します。テストCDで周波数スイープをすると何が共振しているか分かりますが、それはそれは賑やかです。

 その共振や、部屋の壁などの反射音で音波が干渉して色付けがされますが、それが邪魔もするかも知れませんし、かえって味わいが深くなったと感じるかも知れません。それは仰るように楽器と同じ。ただ、私の経験からは、あまり大きい共振はダンピング不良と感じられ、低音がボケてしまいます。

 薄い壁板の振動は、それを利用して低域吸音に使えます。もっとも、壁の厚みを30cm程度は取る必要がありますが。

 それから、ご存知でしょうがスピーカーを壁に近接して設置した場合は或る周波数までは低域が3dBアップしますし、床に直接置いても更に3dBアップします。こういうことを上手に組み合わせ利用するのがセッティングの醍醐味とされています。

Re2 床を適当に振動? 投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月25日(水)19時47分38秒       
BM さん

>これはどうでしょうか?そのスピーカーの性質にもよると思います。モニタータイプの様なスピーカーだと必要無いし邪魔もするかも知れません、観賞用スピーカーと言われるタイプで床置き型スピーカー、フロアータイプとも言いますかね?これらはメーカーの音決め時点でも床の影響、効果も加味していると想像しています。

ともかく高忠実度再生を良しとするなら、床はなるべく振動しない方がいいですね。振動すると必ず複数の振動モードがあり、これがスピーカーからの直接音と干渉しピークやディップが生じます。 もちろんそれがいいということなら言うことはないですが。ただし、適度の反射はあった方がいいようですね。

>床を振動させて、有る程度音量の増加をさせている楽器も多いいです、たとえばチェロとかベース、ピアノとか太鼓もそうだと思いますが?各楽器の音は直接楽器から伝わる音だけでは無く床や壁そのた色々な暗騒音を伴いますから、

これはもちろんそうですよ、チェロの支え棒(というのかどうか知りませんが)を浮かしたら貧弱な音になるのと違いますか。

ひょっとして、マスダさんは楽器の響きからの連想でスピーカーの場合も床が振動する方がいいと思い、実際に振動しているように感じているんではないですか?

マスダさんの立派なリスニングルームを見て、また玉石による振動対策から考えて、とても足や手の触感で振動を感じるほどの振幅で床が振動しているとは思えませんがね。嘘だと思ったら測定してみて下さい。


Re 床を適当に振動? 投稿者:BM 投稿日:2009年 2月26日(木)15時11分17秒    
志賀 さん

この辺は、もーオーディオの個人の趣向の問題だと思います、私的にはユニットからいかに正確にソフトに含まれる音を出したとしても高忠実度再生に成ると思っていないのです、たかだか15インチのユニットですし、60人も70人もで演奏する音楽を再現するのは、無理だと思っています。床は手でも足でも振動は感じますしベースの大きい音だとイスに座ってても解ります。

Re2 床を適当に振動? 投稿者:志賀 投稿日:2009年 2月26日(木)16時59分4秒    
BM さん

「高忠実度再生」という言葉を「原音再生」に置きかえるなら私も同感です。「高忠実度再生」と「原音再生」をどう使い分けているかは、

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/HiFi.htm

に書いた通りです。


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