3ウエイのSPボックスで 投稿者:JJ 投稿日:2008年 8月27日(水)13時56分13秒
皆様にお伺いします。
メーカー製の3ウエイ密閉型SPボックス(ウーハー30Cmスコーカ12Cmドームトゥイータ)を使用しているのですがなんとなく音がこもっているように聞こえるのです、SPBOXの後ろに大きな穴を明けて背面開放型に改造しようと思うのですが効果あるでしょうか?
SPBOXのサイズは幅40Cm高さ70Cm奥行29Cmです。
また効果があるとしたらどのくらいの大きさの穴を置ければよいでしょうか。
spbox 投稿者:NG 投稿日:2008年 8月27日(水)23時54分19秒
穴を開けたから音のこもりが解消されるという訳ではないでしょうから、まずそのSPのF特を測定して見てはどうでしょうか?
こもっていると言うことは高域が低下している場合が考えられます。ネットワークが一部死んでいるか、トゥイーターが飛んでいることもありえます。
Re 3ウエイのSPボックスで 投稿者:志賀 投稿日:2008年 8月28日(木)06時12分20秒
JJ さん
>・・・、SPBOXの後ろに大きな穴を明けて背面開放型に改造しようと思うのですが効果あるでしょうか?
確かに、NGさんがおっしゃるように、トウィターが切れている可能性もありますね。周波数特性を測るのがいいでしょうが、それが無理なら、とりあえず、トウィター(ついでにスコーカーにも)に耳を近づけて確認して下さい。アテネータが付いている場合はボリュームの接触不良もあり得ます。
それで正常なら、そのスピーカーがJJさんの好みの音ではないと言うことですね。
がしかし、後面に穴を開ける対策ですが、これはお薦めできませんね。
少なくとも理屈の上では、バスレフポートを付けるのではなく、単に穴を開けるのであれば低音が出なくなります。
しかし、音が変わることは確かでしょうから、それがお好みならそれはそれで良しというしかないですね。
後戻りできないような改造なら慎重に考えて下さい。
Re: Re 3ウエイのSPボックスで 投稿者:JJ 投稿日:2008年 8月28日(木)09時29分0秒
NGさん、志賀さん
> 確かに、NGさんがおっしゃるように、トウィターが切れている可能性もありますね。
トウィター、スコーカーに耳を近付けると音は出ております。
> それで正常なら、そのスピーカーがJJさんの好みの音ではないと言うことですね。
自分の好みの音がはっきりと掴めておりませんが多分そうなのでしょう。
> がしかし、後面に穴を開ける対策ですが、これはお薦めできませんね。
この改造は労力の割に効果が望めないようですね、止めます。
で、続いての質問です。
バスレフポートを付けると聞感上、低音特性は変化するのでしょうか?
こちらを試してみたいと思います。ポートの開口は丸でなく四角でもOKでしょうか?
ポート形状に対応したf特性の計算式のようなものはありますか?
JJ さん 投稿者:BM 投稿日:2008年 8月28日(木)11時32分55秒
私の感想は、そのスピーカーが正常で有れば、メーカー製ですから、それを改造して、良い結果を出すのは難しいと思います。設置の仕方で音質は良く成ると思いますが?
音がこもっていると感じられてますが?スピーカーの下が柔らかいのでは?それだとスピードが出ないです。
3ウエイのSPボックスで 投稿者:JJ 投稿日:2008年 8月28日(木)12時16分33秒
皆様色々と親切なアドバイスありがとうございます。
ちょと長くなりますが事の発端を申し述べます。
そもそもはヤフオクでくだんのSP Boxを落札したことから始まります。これまでは自作の平面バッフルいわゆる3X6判合板(90CmX180Cm板厚30mm)に(Wh36Cm,Sq28Cmと16Cm,Twホーンタイプ)をつけたもので試聴しておりました。これと比較しての再生音の印象です。口径10Cm位一発の小型ブックシェルフタイプSPの音ならそれなりに納得できるのですが。
基本的に音の出方の違うシステムに対して同一の聴感を求めるのが所詮無理なのでしょうか?
やはりF特測定 投稿者:SB 投稿日:2008年 8月28日(木)14時07分39秒
やはりSPをいじるならF特の測定でしょう。測定ソフト、測定用コンデンサーマイク、マイク電源、比較的安価な投資でそろいますから。
百聞は一見に・・です。自身の聴感と測定したF特を重ねることでご自分の好み、SPの特徴がよく分かると思います。平面バッフルだと36cmウーハーでもローエンドでは十分な音圧は出ていないと思います。開放的な平面バッフル、抑圧的でもローエンドまで伸びる密閉。システムの特徴といえなくもないですが当方の経験ではF特が同じなら同じようなものです。F特の調整にはデジタルイコライザーが便利です。
日曜大工が好みであればバスレフボードの改造云々等は故長岡鉄男の著書を参考にすればいいと思いますがあくまで目的は日曜大工です。
3ウエイSP 投稿者:NG 投稿日:2008年 8月28日(木)14時26分13秒
JJ様
>基本的に音の出方の違うシステムに対して同一の聴感を求めるのが所詮無理なのでしょうか?
逆に方式の違うシステムで同じ音が出たらオーディオはつまらないと思いますよ。何を使っても何を買っても同じ音しか出ないとしたらオーディオに面白みはないでしょう?
みな音が違うから自分の好みを探したり工夫したりすることが面白いのですね。だからこそ趣味になるのだと私は思っています。
昔と違って今はF特測定に40万も50万もかかりません。フリーソフトと測定マイクとオーディオインターフェイスがあれば出来ますから3、4万もあればメーカーにも負けないぐらいの精度の高い測定が出来ます。まずそのあたりから始めてみてはいかがでしょうか?
F特の測定 投稿者:JJ 投稿日:2008年 8月28日(木)14時43分52秒
SBさん
F特の測定をして、とのこと判りますが・・・自身の聴感と測定したF特を重ねる・・・これが意外と難しいのではないでしょうか。
オーディオシステムは計測器では無いと言う自分勝手な我儘なポリーシを持っておりますので。
日曜大工は大好きですので、木工作は苦になりません、若い頃(8P-W1とかが初めて世に出た頃)には長岡鉄男氏の著書にも熱中して、読み、かつ何点かは実際に作っておりました。 が、よる年波で最近は体力的に大掛かりな木工作はきついです。
既製品の応用で何とかならないかと試行錯誤をしている処です
Re2 3ウエイのSPボックスで 投稿者:志賀 投稿日:2008年 8月28日(木)14時54分34秒
JJ さん、
すでに色々適切なアドバイスが出たようなのでとりあえずご質問の件だけ答えておきます。
>バスレフポートを付けると聞感上、低音特性は変化するのでしょうか?
聴感と言われると個人差もあるので難しいですが、F特はそれなりに変化し低音が持ち上がるはずです。
>こちらを試してみたいと思います。ポートの開口は丸でなく四角でもOKでしょうか?
それは問題ありません。基本的に面積のみが重要です。
>ポート形状に対応したf特性の計算式のようなものはありますか?
バスレフというキーワードでグーグルで検索してみて下さい。私のも出てきます。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/helmholtz.htm
これは原理のみでちょっと難しいかもしれません。その上にある
http://www.diy-sound.net/contents/spbox_04.html
はわかりやすくていいですね。
具体的な計算法は、その下の、
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/bassreff.htm
など詳しいですね。ただし、ユニットのデータが必要です。特に f0 は決定的に重要です。
ただ、他の方のアドバイスにあるように、これはなかなかの冒険ですよ。実験のつもりでやられるなら勉強になるとは思いますが。
測定器 投稿者:志賀 投稿日:2008年 8月28日(木)15時05分49秒
皆さん
f特測定の話題が出てますので私のアイデアを一つ。
最近、マイク付きのPCMデジタルレコーダーのいいのは出ています。最新号MJにレビューがありますが付属マイクの特性も 20Hz -3dB くらいの結構いいのがあります。
これを使えば、リアルタイムの測定は難しいかもしれませんが、これとパソコン、ソフトさえあれば2,3万円で結構ちゃんとした測定が出来そうです。
まだ自分でやったわけではありませんが、大変便利そうで触手が動いています。
Re3 3ウエイのSPボックスで 投稿者:志賀 投稿日:2008年 8月28日(木)17時40分45秒
JJ さん、
>これまでは自作の平面バッフルいわゆる3X6判合板(90CmX180Cm板厚30mm)に(Wh36Cm,Sq28Cmと16Cm,Twホーンタイプ)をつけたもので試聴しておりました。これと比較しての再生音の印象です。
この投稿で気がつきましたが、JJさんが以前に使っておられた平面バッフルだと、いくら大口径のウーファーを使っても、100Hz くらいからかなり低音が減衰してますよ。
ということで、これはあくまで私の想像ですが、JJさんの好みはあまり低音が出ていない方が開放的でいい音と感じられているんではないでしょうか?
もしそうだとすると、バスレフ化することは、この傾向と逆のことをすることになります。むしろ、大胆に背面を解放する方が以前のシステムの音に近づくのでは?
Re: Re3 3ウエイのSPボックスで 投稿者:JJ 投稿日:2008年 8月28日(木)19時51分35秒
志賀さん
>・・・平面バッフルだと、いくら大口径のウーファーを使っても、100Hz くらいからかなり低音が減衰してますよ。
> JJさんの好みはあまり低音が出ていない方が開放的でいい音と感じられているんでは>ないでしょうか?
>もしそうだとすると、バスレフ化することは、この傾向と逆のことをすることになります。
>むしろ、大胆に背面を解放する方が以前のシステムの音に近づくのでは?
そうですね、低音を文字で表現するのは難しいですが♪ド〜〜〜ン♪という感じより♪ドン!♪と云う感じの音の方が好きです。
BOXの背面は密閉箱なので完全接着のようです、改造(改悪?)にはかなりの労力が必要なのでしばらくは平面バッフルと密閉箱の違いを聞き込んで楽しもうと思います。
皆様いろいろとアドバイスありがとうございました。この件はこれにて一件落着とさせて頂きます。
SPの f 特計測 投稿者:JJ 投稿日:2008年 8月28日(木)20時08分52秒
SBさん
たまたまこんなサイト
http://www.mx-spk.com/spk-measure.htm
見つけました。あまりコストもかからないようなのでSPの f 特計測も少し興味が湧いてきました。
低音再生 投稿者:志賀 投稿日:2008年 8月29日(金)10時52分19秒
JJ さん、
>そうですね、低音を文字で表現するのは難しいですが♪ド〜〜〜ン♪という感じより♪ドン!♪と云う感じの音の方が好きです。
全くのお節介だとは思いますが、一度本格的に低音が再生されているシステムを経験されてみてはいかがですか?
手軽に経験するには、こんな方法
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#lowcheck
もあります。ヘッドホンやイヤフォンでは別の意味での閉塞感があり、私も好きではありませんが、少なくとも高忠実度再生が手軽に経験できる方法だと思っています。
Re:SPの f 特計測 投稿者:SB 投稿日:2008年 8月29日(金)11時04分25秒
JJさん。
>たまたまこんなサイト
自分の周りにもこのマイクと測定ソフトを使っているマルチアンプマニアが多いです。未登録でも試用できますが結果がランダムに変化するようです。
当方は下記のソフトを使用しております。サウンドモニター FFT Wave. 別途測定用音源が必要ですがリアルタイム・アナライザーとしても使用でき安く(1000円)て便利です。
自己の耳の鍛練に多くの年季が必要だったマルチアンプシステムも測定とデジタル補正で比較的簡単にメーカーSP以上の特性と音を実現できるようになりました。オーディオに深みがなくなったようでもありますが、いい音で音楽を楽しむ時間が増えたことはいいことだと思ってます。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/HiFi.htm
ここに書いたように、高忠実度再生が必ずしもいい音として好まれるわけではないという一例です。 f特(周波数ー音圧特性)測定の情報もあり収録しておきました。