目次へ戻る

インシュレータ(心理効果と似非科学)

きっかけは、「アンプにインシュレーターが必要か?」 という質問だが、内容は、全てを主観で判断する感覚派と、科学的オーディオ派の典型的な問答記録である。

インシュレーター 投稿者:RW 投稿日:2008年 6月14日(土)23時11分37秒  

駆動部分がないアンプにインシュレーターがいるのでしょうか

Re: インシュレーター 投稿者:TS 投稿日:2008年 6月15日(日)00時06分52秒  
RWさん

> 駆動部分がないアンプにインシュレーターがいるのでしょうか

こんにちは。半導体アンプは性能的には不要だと思います。チューブアンプの場合は外部振動によりノイズが生じますのでインシュレーターが欲しいところですね。

Re2 インシュレーター 投稿者:志賀 投稿日:2008年 6月16日(月)06時25分19秒    
RW さん

>駆動部分がないアンプにインシュレーターがいるのでしょうか

TSさんの回答の通りです。

インシュレーターではなくラックについてですが、CDプレーヤー+半導体アンプに対する振動の影響を確かめてみた実験を


http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Oscilation.htm

に載せています。アンプについては最後のところに触れています。

Re: インシュレーター 投稿者:BM 投稿日:2008年 6月16日(月)08時25分58秒  
必要?かどうかは、難しいところですが、CDプレーヤーでもデジタルアンプでも、インシュレーターで音質の変化は有ります。原因は解りませんが?

Re3: インシュレーター 投稿者:志賀 投稿日:2008年 6月16日(月)08時50分19秒  
BM さん

>必要?かどうかは、難しいところですが、CDプレーヤーでもデジタルアンプでも、インシュレーターで音質の変化は有ります。原因は解りませんが?

これはBMさんの主観ですね。客観的事実とは思えません。

原因は心理効果だと思います。


Re4 インシュレーター 投稿者:BM 投稿日:2008年 6月16日(月)10時47分54秒    

志賀 さんに、そう言われると反論出来ないのですがね、理論的に説明できない事は、オーディオでは多いです、オーディオ機器の、下の状態(ラックの材質とかインシュレーターとか)での音質の変化は、経験してみないと解りません、ただ経験しても音質変化を感じないからと言っても、それを否定は出来ないと思いますよ?非科学的で、ここのスレには合わないかも知れませんが、CDPでも上に本を乗せても音質は変わります。

理論的には有り得ない、と言う心理効果から、音質変化を感じないと言う事も有るかも知れません?私の愛用しているCDの除磁機も、そうですが、なせ?音質が良くなるのか、そんなにCDに磁力が溜まるのか?その磁力でレーザーに影響が有るのか、そんなの考えたら信じられませんが、これが音質変わるのですよね?それも心理効果と言われると、これも反論できないけど・・・

Re5 インシュレーター 投稿者:志賀 投稿日:2008年 6月16日(月)12時31分25秒    
BM さん

>志賀 さんに、そう言われると反論出来ないのですがね、理論的に説明できない事は、オーディオでは多いです、オーディオ機器の、下の状態(ラックの材質とかインシュレーターとか)での音質の変化は、経験してみないと解りません、ただ経験しても音質変化を感じないからと言っても、それを否定は出来ないと思いますよ?非科学的で、ここのスレには合わないかも知れませんが、CDPでも上に本を乗せても音質は変わります。

「理論的に説明できない、測定してもデータに差が現れない、ブラインドテストでも有意差は現れない。 それでも経験を積めば差が分かる。」これはオーディオマニアの典型的な反応ですね。似非科学の入り口です。

振動の影響については、一応実験データを示しています。それでも変わると主張されたいなら、今度は差があると主張される側が証明する番です。

定量的な見積もりを示した理論か、測定データで示されるか、ブラインドテストで有意差有りと証明されるかが、のどれかが必要です。

といっても、困難でしょうからこれ以上議論しても無駄ですね。あとは、皆さんの判断を待つばかりです。

ちょっと厳しいですが、ここは「オーディオの科学」の掲示板ですので悪しからず。


補足:何かを変えると(物理的は何も変わっていないのに)音が変わる(変わって聴こえる)のは本当です。ブラインドテストでも証明されています。下のサイトの

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/ampblind.htm#stereophile2

下の方のコメントです。

補足:誤解のないよう付け加えると、装置を全く変えていないにもかかわらず変わって聴こえることをブラインドテストで示している結果です。要するに施検者が影で何かを変えたといえば、変わるはずだと思っている人が聴くと、実際には何も変えていないにもかかわらず変わって聴こえることを示す結果です。

Re7インシュレーター 投稿者:US  投稿日:2008年 6月17日(火)19時56分51秒  

> 似非科学の入り口・・・・多分その通りだと思います。異論ありませんが
、カートリッチのリード線でも、音質がガラガラと変わるのですよね、私の耳が変なのかも?


音が変わることは私も経験していますので、いろいろ試行錯誤しました。志賀さんが補足で述べられていますように何処かを変えれば音が変わるのは本当ですからBMさんの耳と装置がシビアに反応しているのだと思います。

どんな優秀な測定器であっても測定限界が有りますから、測定限界以下の差異は、ブラインドテストという検証方法もありますが聴感には個々に違いが有りますから、膨大な統計資料を出さないと、科学的には、なかなか認めていただけないのが現状だと思います。 だからと言って、限界以下の差異が無いと否定することも出来ないと私は思います。

Re8 インシュレーター 投稿者:志賀 投稿日:2008年 6月17日(火)21時23分14秒    
BM さん

>カートリッチのリード線でも、音質がガラガラと変わるのですよね、

もちろん、全てが心理効果だといっているわけではありませんよ。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/objective.html

ここにも書いた通り、何処をつついても物理的には人間の聴覚で識別可能な差が出てこないようなときは、心理効果を疑うのが先決だといっているわけです。

カートリッジのリード線なら微少信号を扱うところなので差が出てもおかしくないかもしれません。シールド効果や、バランス、アンバランスのちがいでも変わるかもしれません。いずれにせよ現物を見ないと何とも分かりません。


>私の耳が変なのかも?

というより、至極当然なことだと思いますよ。

理由は


http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/copernican.htm

に書いた通りです。

最近NHKで、「聴く部屋の色を変えると音が変わって聴こえる。ケーブルの塗料の色を変えただけても変わって聴こえる人がいる。」というレポートを放送していました。

耳がいい悪いでなく、言うなれば聴く人の性格や背景を反映して変わって聴こえたり、聴こえなかったりすると言っていいんだと思います。思い込みが強い人、色彩に敏感な人、持っている知識、経験、・・・・

いずれにせよ、対象の物理的特性だけ議論をしても変わって聴こえる現象は解明できないということです。何しろ同じものを聴いても変わって聴こえる人がいるわけですから。


(無題) 投稿者:BM 投稿日:2008年 6月18日(水)10時12分7秒  

>「聴く部屋の色を変えると音が変わって聴こえる。ケーブルの塗料の色を変えただけても変わって聴こえる人がいる。」

これも不思議ですねー、私の場合、部屋を暗くして聴く事が多いですが、明るい時と暗い時とでは、可也違います・・・これなんかは、心理的な物としか言えませんよね?

ケーブルの色での音質の違い、これは樹脂の着色に使われる顔料の影響と言う人もいますね。赤だと鉄分が多いとか?良く解りませんが・・・

色の効果 投稿者:AS 投稿日:2008年 6月18日(水)17時29分8秒  

10年以上前のことだったでしょうか、アンプやCDプレーヤーでブラックが流行ったことがあります。5万円前後の製品では、あまり外観のデザインにコストはかけられませんから、高級機に比べるとどうしても「安っぽい」デザインになります。

そんな機種の一つを、シルバー・ゴールド・ブラックの色違いで聴き比べると、ブラックでは他色より良い音に感じるという結果がニュース番組(日経新聞系列局)であり、ブラックには「安っぽい」デザインを隠す効果と重厚なイメージがあるからではないか − と結んでありました。

洋服でも、色によって気分が変わりますね。自分も相手も。

Re 無題 投稿者:志賀 投稿日:2008年 6月18日(水)18時14分44秒  
BM さん

>>「聴く部屋の色を変えると音が変わって聴こえる。ケーブルの塗料の色を変えただけても変わって聴こえる人がいる。」

>ケーブルの色での音質の違い、これは樹脂の着色に使われる顔料の影響と言う人もいますね。赤だと鉄分が多いとか?良く解りませんが・・・

一般的に、科学的に物事を考える場合、理系の訓練を受け、自分のものにし、日常使っている人は、必ず定性的な理屈だけでなく、定量的な見積もりを無意識の内にもするものです。(最近それが心許なくなってきているのは心配です)

そうでない人は、もっともらしい理屈を聞けば、それを信じ込んでしまい音が違って聴こえたりすることが十分あり得ます。

似非科学がつけ込む隙はここにあります。

一応ここに目を通して下さい。


http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Science.htm#quantitative

それにしても不思議なのは、感覚派のBGさんも、「例えば明るい時と暗い時とでは、可也違います・・・これなんかは、心理的な物としか言えませんよね?」と、心理効果を認めておられる。一方、インシュレーターなどは心理効果ではないとおっしゃりたいらしい。 一体何を基準にしてこんなことが言えるのか不可解である。

inserted by FC2 system