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デジタルデータの欠落とジッター

30%のエラー 投稿者:KF 投稿日: 2007年1月18日(木)17時07分19秒
親しい友人から「デジタル・データってこんなの?」とメールが来ました。

http://www.p*******.jp/*******/xy.html
(特定の業者のサイトなので隠しました。内容はSCSIケーブルでは30% のデータの欠落が生じているという未確認情報に基づき、CDプレーヤーも欠陥品であるとの見解)


私も長いことSCSIを使っていますが、30%のエラー・レートは信じ難い数字です。(たしかに、初期のSCSIはトラブルが多かったですね)とても内部ではそんなにすごい量のエラー訂正が行われているとは思いにくいです。モガミ電線のHPではオリジナルの情報は確認できませんでしたが、みなさんはどう思われますか?

(無題) 投稿者:HF 投稿日: 1月18日(木)19時30分27秒

KFさん

30%もエラーがあったらエラーの訂正は不可能では無いでしょうか、双方向で30%狂った情報を送り合う訳ですから。SCSIのトラブルはほとんどなかったと思いますが、初期にトラブルが多かったのはSCSIを簡略化したSASI(日本製のPCでよく使われていた)やプロトコルが複雑なので省略したソフトや製品なんかは多かったですが。


Re: 30%のエラー 投稿者:HD 投稿日: 1月18日(木)20時30分21秒
KF さん:

専門ではないですが、30%減るというのはディジタルデータではなく、数十メガバイト/秒で転送されるパルス信号の振幅の減少ではないでしょうか。 振幅の減少なら使われる線材の分布定数や長さで起こりえると思います。 振幅が減少してもディジタルデータが失われる事は無いはずです。ケーブル伝送で30%もディジタルデータが消滅するなら、SCSIインターフェースはPCで使いものにならないと思います。

Re 30%のエラー 投稿者:志賀 投稿日: 1月18日(木)21時16分15秒
KF さん、皆さん:

この数値はモガミ電線の発表によればと書いてありますが、HPには出ていないようですね。

SCSIというのは確かパラレル伝送を列車のように直列につなぐ方法で、負荷機器の個数や1本のケーブル長に制限があったと思います。従って、その制限を超えるとデータの欠落が起きても不思議ではないと思います。

モガミ電線は技術的にはしっかりしたところだと思いますがその数値を何の目的でどのような条件で測定したのか全く分かりません。HPに出ていないところを見ると公表すべきでないデータかもしれません。

このような風聞のようなデータを基にして議論するのは時間の無駄です。それに、リンクされたサイトは業者のサイトのようなのでこれ以上この問題を議論するのは止めましょう。


Re: 30%のエラー 投稿者:KF 投稿日: 1月18日(木)21時44分0秒
HF さん:

<SCSIのトラブルはほとんどなかったと思いますが、初期にトラブルが多かったのはSCSIを簡略化したSASI(日本製のPCでよく使われていた)やプロトコルが複雑なので省略したソフトや製品なんかは多かったですが。>

私が一番最初にSCSIを使ったのは、Macintosh Plusでした。今から20年ほど前です。当時の記憶によると、SASIがオリジナルで、それを標準化したのがSCSIだったんじゃなかったかな。安いケーブルやターミネータを使うとエラーが多発したのを覚えていますが、メーカー指定のケーブルを使う分にはエラーはあまり起きなかったような気がします。

<30%もエラーがあったらエラーの訂正は不可能では無いでしょうか、>

うーん、どのくらい冗長性を持たしているのかよく分からないのですが、通常30%を想定して符号化をしているなら、かなり冗長性が高くなってしまうのかなと思います。

HDさん:
<専門ではないですが、30%減るというのはディジタルデータではなく、数十メガバイト/秒で転送されるパルス信号の振幅の減少ではないでしょうか>

なるほど、信号の減衰が起こるという話ですね。それはありえそうですね。こうなるとモガミ電線の文章を読んでみたいですね。

Re: SCSIのスペック 投稿者:HD 投稿日: 1月19日(金)00時37分57秒
志賀 さん、皆さん:

もう一つだけ。PCシステムに詳しい方はご存知と思いますが、

http://web.archive.org/web/20050630083036/http://en.wikipedia.org/wiki/SCSI

は進歩してきた種々のSCSIの概略を述べていると思います。

(無題) 投稿者:HF 投稿日: 1月20日(土)00時34分50秒   引用
KF さん

モガミ電線にカタログ請求をする事があったので、ついでに聞いてみましたが、この件について知らないとの事です。

ジッタ 投稿者:KF 投稿日: 1月20日(土)15時50分2秒
HF さん

恥ずかしながら、私もCDのエラー訂正についてベリファイしていないことも含めて全く知りませんでした。CDが規格化された時代と実時間性という条件を考えるとよく考えられた仕組みであると思いました。最近「ジッタ」なるものがCDの音を悪くする要因だと言われています。ネットで調べると「ジッタ」とはCD表面に刻んだピットのズレにより引き起こされるらしいです。

ジッタが及ぼす悪影響について下記の2つが考えられていますが、

1.エラー訂正をする過程で時間の遅れが生じて正確な時間軸再生を狂わせる
2.サーボ機能が働くことによる電圧などの変化がアナログ部に影響を与える

1に関しては、人間が検知できるのかなという気がします。

Re: ジッタ 投稿者:HF 投稿日: 1月20日(土)19時26分35秒
KF さん

< ジッタが及ぼす悪影響について下記の2つが考えられていますが、>

円盤を回している以上ジッタ(遅延時間の揺らぎ)特に時間軸のズレはやむ得ないのではないでしょうか。それを嫌うならPCにCDの情報をデータとして取り込んで(当然ベリファイされるのでエラーは訂正されます。)iPodなどに転送するか、HDDに保存した物をRAM上から再生するのが良いです。その場合オーディオソフトのワーキングメモリの領域を大きく取るのとタスクマネージャーのプロセスから再生ソフトを選んで右クリックで優先度が選べますので高又はリアルタイムにすると良いです。DSP搭載のサウンドカードなんかは良いですよ。DAWもTraction2みたいに2万円以下で192KHz64Bitに対応しているのもあります開発元がマーキー(ミキサーのトップメーカー)なのも魅力です。(尚オンチップのサウンド機能はカタログ上凄くても良い音はしません。お金かけてないからかもしれませんが)

Re: ジッタ 投稿者:HD 投稿日: 1月20日(土)20時42分11秒
HF さん:

< 円盤を回している以上ジッタ(遅延時間の揺らぎ)特に時間軸のズレはやむ得ないのではないでしょうか。それを嫌うならPCにCDの情報をデータとして取り込んで(当然ベリファイされるのでエラーは訂正されます。)iPodなどに転送するか、HDDに保存した物をRAM上から再生するのが良いです。>

我が家の中級CDPでは、取説のブロックダイヤグラムによると、ピックアップからのデータを、RAM(多分DRAMでしょうから、CDP内蔵の水晶クロック発生器で動作している)に取り込んで、パリティーチェック、CIRCデコードによるエラー訂正や、EMF復調, サブコード復調などを行なってDACに送り出していると理解できます。
そうであれば、円盤の回転による時間軸の揺らぎはRAMで取れるのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか? 尤もDACに送り出すオーディオデータのサンプリング周波数の精度は+/- 50ppmとありますから揺らぎはゼロにはならないとは思いますが、回転系によるものよりはるかに小さいのではないかと思います。

Re ジッタ 投稿者:志賀 投稿日: 1月20日(土)21時21分23秒
KF さん、HF さん:

<恥ずかしながら、私もCDのエラー訂正についてベリファイしていないことも含めて全く知りませんでした。CDが規格化された時代と実時間性という条件を考えるとよく考えられた仕組みであると思いました。最近「ジッタ」なるものがCDの音を悪くする要因だと言われています。ネットで調べると「ジッタ」とはCD表面に刻んだピットのズレにより引き起こされるらしいです。>

ジッターとは

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm#jitter

ここに書いたように時間軸の揺らぎですが、D/A変換すると歪みやノイズに変換あされるものなので、ディジタル回路内で生じる歪みや雑音と言っていいものです。従って、どんな場合も大なり小なり存在するものですが、結局それはアナログ信号に変換されたときの歪み率やノイズレベルとなって評価されます。オーディオ用と称するCDプレーヤならその値はカタログに載せてあるはずなので聴いて分かる程度かどうかはだいたい見当がつくと思います。


<ジッタが及ぼす悪影響について下記の2つが考えられていますが、
1.エラー訂正をする過程で時間の遅れが生じて正確な時間軸再生を狂わせる>


エラー訂正の方法などは

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/CD.htm

ここに書いてありますので参考にして下さい。これは、上のHDさんのレス(・・・・・円盤の回転による時間軸の揺らぎはRAMで取れる。)の通りだと思います。

<2.サーボ機能が働くことによる電圧などの変化がアナログ部に影響を与える>

これもよく言われることですが、ほとんど定性的なお話しです。実際はこれもノイズレベルや歪み率として評価出来るはずのものです。

CDP 投稿者:HF 投稿日: 1月20日(土)22時19分52秒
HD さん

中級以上のCDPでは駆動系の安定性からしてもジッタによる影響を聞き分けられるレベルでは無いと思います、唯一どんなに優れたCDPでもあまり質の良くない安価なCDRメディアに焼いた物を再生する場合や傷だらけのCDを再生する場合は、パリティだけでは音飛びになる可能性がある位です、PCでは音飛びの確立が減らす事が可能です。再生が目的ではなくデータとして保存が目的としてこそ、可能なベリファイして繰り返し不良個所を読み込むと言う作業が行なえ、修復プログラムや手動で波形を修復や補完ができると言った差でしか無いと思います。CDPでもプレイボタンを押して数十分後に再生を始めるプレイヤーで満足するユーザーが多ければ可能なのでしょうけど。

Re ジッタ 投稿者:KF 投稿日: 1月20日(土)22時25分17秒

志賀さん

ここに書いたように時間軸の揺らぎですが、その時間軸の揺らぎの原因はピットの位置精度に起因すると理解していいのでしょうか?

Re2 ジッタ 投稿者:志賀 投稿日: 1月20日(土)22時38分44秒
KF さん:

いえ違います。読み込んだデータは一旦バッファーメモリーに移されHDさんの言われるような処理を施しDACへ送られます。読み取り時の時間揺らぎはバッファーメモリーにより吸収されます。そもそも、CDのビットデータは音楽信号を一旦バラバラにして広い範囲(実際にはある1瞬の信号が円周に沿って2,3mmの範囲)に分散されに埋め込まれています。決してLPの信号のように時間の流れに沿って録音されているわけではないんです。


無題) 投稿者:KF 投稿日: 1月20日(土)23時04分4秒
志賀さん

それは、処理系(機種)に依存しているのですよね。私はピットのずれによって引き起こされるサーボによる遅延が時間軸歪を生んでいるのだと思っていました。

そもそもデジタルデータとは? 投稿者:志賀 投稿日: 1月25日(木)09時02分39秒

などと偉そうなことを言うほど詳しくはないんですが、一般論として、

まず音楽CDは置くとして、一般のディジタルデータはより早い伝送速度、より高密度の記録を目指して技術が開発されているわけですね。このとき、結果よければ全て良しと言うことで、途中でデータの一部が失われても、訂正やリトライで回復し、受け取ったデータが正しいと言うことがソフト的に判断出来さえすれば問題ないわけです。例えばハード的に2倍に速度を上げることによりデータの欠落が増えてもソフト的に補い1.5倍の伝送速度が達成されればいいわけです。従って、限界速度近くで伝送すれば、途中でかなりのデータが失われても不思議ではありません。

極端な場合、例えばADSLでは電話局から離れると8割がた伝送速度が落ちるといいます。いいかえれば、途中で80%の情報が失われるということですが、それでも情報は正確に伝わるわけです。

ハードディスクの記録容量が驚くほど増加しているのも、メカや材料の進歩もありますがソフト的に記録誤りを訂正したり、不良個所を避けて書き込んだりするソフト技術に負うところも大と聞いたことがあります。

一方、音楽CDはといえば、現在の技術からすれば44.1kHz のサンプリング速度はリアルタイム処理が必要であることを考慮しても十分低速で、広範囲の汚れでもない限り、データの欠落など考えられず、また読み取り時の時間揺らぎなども、最終段階できれいに整形したディジタルデータをDACに渡してやれば問題ないはずです。


SCSIでのデータ欠落も、極限条件では十分ありうることだと思いますが、これをもってCDPの音質を云々するのは全く見当違いの議論だと思います。


以下は、CDをリッピングしてWAVファイルとしてパソコンに取り込んだときのビット数の違いについての議論です。いささか細かい話でかつ専門的な話題ですが関連事項として収録しておきます。

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HD 投稿日: 1月23日(火)13時00分34秒
HF さん、 皆さん:

<PCでは音飛びの確立が減らす事が可能です。再生が目的ではなくデータとして保存が目的としてこそ、可能なベリファイして繰り返し不良個所を読み込むと言う作業が行なえ、修復プログラムや手動で波形を修復や補完ができると言った差でしか無いと思います。>

3種類のソフトでCDの1トラック(2 min 29 sec)をリッピングして変換されたWAVファイルを比較してみましたら、最初のと他の2つのWAVファイルは「違う」と言う結果でした。再度最初のソフトでリッピングしてみましたら。同じソフトの2回の比較結果は「同じ」でした。 ソフトによって抽出されたWAVファイルが違うと言うことに思えます。

最初と3番目のソフトでは、ファイルサイズは26,417,708バイト、2番目は26,41,868バイトでファイルサイズも160バイト違います。これはどう考えたらよいのでしょうか?

尚、CDをPCのドライブに最初に入れてから、この4回の試行の間CDの出し入れはやっていませんので、CDとドライブの位置関係は一定と思います(CDに偏芯があるとしても条件は同じ)。

原因はオフセット値? 投稿者:NS 投稿日: 1月23日(火)17時59分14秒
HD さん

http://yss.la.coocan.jp/

CDデータの読み込み 投稿者:HF 投稿日: 1月23日(火)19時06分5秒

意外とCDの取り扱いはシビアで、指紋や細かな傷、汚れだけでエラー率は急増します。テストを行なった所CDを指で触っただけで信頼性が100%から90%に低下しました(うっすらと指紋が付いた程度です)CDのベンチマークでも指紋が付いたトラックはエラー率が10%ありました。但しこれは最高速度で読んだ場合で、CDプレーヤーなどの等倍速の場合はエラーは発生しませんでした。またCDROMのレンズの汚れ、内部のほこりなどによってもエラーが発生します。

Re2: PCによるCDデータの読込み 投稿者:志賀 投稿日: 1月23日(火)20時08分27秒
HD さん:

<3種類のソフトでCDの1トラック(2 min 29 sec)をリッピングして変換されたWAVファイルを比較してみましたら、最初のと他の2つのWAVファイルは「違う」と言う結果でした。・・・・・・>

私も試してみました。リッピング用ソフトはB's Recorder と iTune、ドライブはDVDドライブ2種類(内蔵、外付けマルチ)です。やったことは、1.5Mくらいのサイズのトラックについて、B's で2回リッピング(WAVへ変換)、同じく外付けドライブで1回読み込みリッピング。iTune でリッピング、B's で WAVファイルを音楽CDとして焼き直し、それをもう一度読みこみリッピング。いずれの場合もWAVファイルのサイズは15,880,748 と全く変わりませんでした。

ということで、読み取りエラー? の実験は不可能でした。


ところで、質問ですが、ソフト間で出るサイズの差は一定なんでしょうか? 試行毎に異なるんでしょうか? また、データのサイズに比例して差が大きくなるんでしょうか?

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:KU 投稿日: 1月24日(水)00時26分2秒
HD さん

<ソフトによって抽出されたWAVファイルが違うと言うことに思えます。>

・リッピングソフトは何でしたか? ・ドライブのメーカーと型番は何ですか? ・バイナリ比較は何で行いましたか?

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HF 投稿日: 1月24日(水)01時01分14秒
HD さん:

Nero7.5、Bs、FreeRIP,iTuneなどでリッピングしたものをMIFIS(EDITOR)でバイナリレベルでコンペアしてみましたが、問題なかったです!! 尚、下のベンチ等はNero7.5のToolで行ないました。

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HEIDY 投稿日: 1月24日(水)10時17分39秒
KU さん:

< ・リッピングソフトは何でしたか?>

CDex, Audiograbber, (Free版)、Digion Audio2のリッピング機能

<・ドライブのメーカーと型番は何ですか?>

Sony DRU-500AX ついでにPCのCPUはCeleron 2.7GHzです。

< ・バイナリ比較は何で行いましたか?>

ソフトに比較機能がバンドルされているのはそれでやって見て(但しこれらは違いが出た時点で単に「違う」というメッセ―ジが出るか、例えば「401EDから違う」というメッセージが出てそこで止まります。 同じソフトで再度やったものは最後まで行って「同じ」のメッセージが出ます。確認はDOS窓でコマンド FC /B A.wav B.wav のようにバイナリ比較をやりました。

データが「違う」のは確かですが、どちらが正しいのかは判断できませんですね。但し、何れもWAVファイルを再生してイアフォンで聴いても音が違うとは感られませんし、ノイズも出ませんでしたが。尤も約26MBのファイルで100個以内のデータに差があると云う程度ですから。 追試はやってみます。

Re: Re2: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HD 投稿日: 1月24日(水)22時53分33秒
志賀 さん:

<ところで、質問ですが、ソフト間で出るサイズの差は一定なんでしょうか? 試行毎に異なるんでしょうか?>

同じCDの同じトラックの場合は各ソフト毎のサイズは同じでした。

<また、データのサイズに比例して差が大きくなるんでしょうか?>

別のCDで80MB位のをやってみましたが、サイズに比例しているという事はなかったです。NSさんの言われるオフセット値に関係すると思われる事もありました。先頭のゼロをカット出来る場合はカットすると違いのあったデータが同じになったケースもあります。更にやってみてまた報告致します。

Re3: PCによるCDデータの読込み 投稿者:志賀 投稿日: 1月25日(木)08時14分17秒
HD さん:

<同じCDの同じトラックの場合は各ソフト毎のサイズは同じでした。>

<別のCDで80MB位のをやってみましたが、サイズに比例しているという事はなかったです。生録趣味さんの言われるオフセット値に関係すると思われる事もありました。先頭のゼロをカット出来る場合はカットすると違いのあったデータが同じになったケースもあります。>

となると、やはり読み取りエラーなどではなく(オフセット値の違いを含め)ソフトの違いが原因ではなでしょうか?

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HF 投稿日: 1月25日(木)21時16分3秒
HD さん:

Digion Audio2は私は使っていないのですが、常時ノイズリダクションプログラムがが作動するような説明でしたがその辺は如何なのでしょうか?
それとも、このリッピングの比較はCDex等のソフトでやったものなのでしょうか?

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:ZB 投稿日: 1月25日(木)21時36分38秒

ずっと以前、CDからPCでWAVにしてCD-RWに焼きそれをまたPCでWAVにしてCD-RWに焼くというのを100回ほど繰り返した事がありましてコピー時と焼き時にディスク面をデーターが合計200回通過してるにも関わらず最初のCDからコピーしたWAVと100回コピーを繰り返した後のWAVをバイナリチェックしても完全に一致し、FFTソフトで波形を拡大して重ね合わせても完全に一致するのを確認した事があります。結局300回ほどコピーをし続けましたが、何も変わった箇所は見付けられませんでした。

反射率がCD-Rよりもずっと悪いCD-RWでさえ300回のコピーでも大丈夫なんですからCD-Rに焼いた時の音質の変化はプレイヤー自体に問題があると思いますね。昔のCD-R対応でないCDプレイヤーのピックアップには3ビームのピックアップだと副ビームがCD-Rの盤面に最初から記録されている絶対時間を読んでしまってメインビームのフォーカスがズレるそうです。逆にCD-Rの盤面にはCDには無い絶対時間が存在するので、CDよりも正確に記録出来ると思います。

初期の音楽CDには偏芯していたり、ピットの螺旋が歪んでるディスクとかあったそうです。

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HD 投稿日: 1月25日(木)22時48分59秒
HF さん:
:
<Digion Audio2は私は使っていないのですが、常時ノイズリダクションプログラムがが作動するような説明でしたがその辺は如何なのでしょうか?>

このソフトはリッピングするときはイコライザしか効きません(勿論使いませんが)。WAVファイルを加工(編集)するときにはエフェクタが使えるようになりまして、ヒスノイズやポップノイズ除去、レベル変更、フェードイン/アウト、イコライジングが出来るようになります。

<それとも、このリッピングの比較はCDex等のソフトでやったものなのでしょうか?>

前にも書きましたように、Digion, CDex, Audiograbberでやりまして、ソフトとCDが同じなら差は出ないが、ソフトが違うとCDによってバイナリデータやファイルサイズに「違い」が出る場合も出ない場合もあり、出たものでも最初のゼロ列をカットすると差が無くなる場合もあったと言うことです。 但し、WAVファイルの中の音声データ(PCM 16bit/44.1KHz)に差が出るかどうかまでは判りませんが。 WAVファイルにつきましては色々な解説がありますが、例えば、

http://www.kk.iij4u.or.jp/~kondo/wave/

また、CDの1フレーム(情報として意味のある1単位)は、

The following describes the nature of the bits enclosed in a single frame of CD audio:
Sync word: 24 bits ; Subcode signal: 14 bits ; Audio data: 336 bits ; Parity: 112 bits ; Merge bits: 102 bits ; Total bits: 588 bits

だそうです(専門でないのでよく判ってないのですが) (^^)。

Re: Re3: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HD 投稿日: 1月26日(金)11時05分2秒
志賀 さん:

<となると、やはり読み取りエラーなどではなく(オフセット値の違いを含め)ソフトの違いが原因ではなでしょうか?>

ソフトによってセッティングで選択出来る項目が多いのや少ないのがありますのでデフォルトで使った時には、何らかの差(例えば、最初や最後の無音時間が違う等)があり得る(ファイルサイズがソフトによって違う)と思われます。最初と最後のオフセットや無音時間を設定できるソフトもありますし、CDからの読み出し方法の設定に「通常」、「フレーム間補正」、「高速バースト」などを選択出来るや、ヴェリファイする/しないを選択出来るソフトもあります。設定を変えたらどうなるかまでは試していませんが、16bit/44.1KHzのWAVファイルに落とす場合PCM音声データまでソフトで変るとは思えないのですが。

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HF 投稿日: 1月26日(金)19時03分23秒
HD さん

使用されているCDはCCCDでは無いですか?音のPCMデータの中に不要な(PCで読み込むとエラーとなるような)データが入って要るそうです(データの大きさは物によって違うとか)、それで、リッピングソフトがここの部分はどのように処理するかはまちまちな様で、消去するもの、完全にコピーするもの、無害なコードに置き換えるものがあるようです。

Re: PCによるCDデータの読込み 投稿者:HD 投稿日: 1月26日(金)21時28分19秒
HF さん:

<使用されているCDはCCCDでは無いですか?音のPCMデータの中に不要な(PCで読み込むとエラーとなるような)データが入って要るそうです(データの大きさは物によって違うとか)、それで、リッピングソフトがここの部分はどのように処理するかはまちまちな様で、消去するもの、完全にコピーするもの、無害なコードに置き換えるものがあるようです。>

CCCDではないです。 以前店頭で知らずに買ってしまったのが1枚だけ(確か2003年録音)ありますが再生音が変なのでお蔵入りになってます。これは60分のディスクですが見ると80分近いCD−DAと同じくらいディスクの外周ギリギリまで信号が刻まれてます。PCMデータにエラーが多量に混入されているだけではなく、PCで再生しようとすると勝手にプレーヤソフトを仕込んで、別の領域に入れてある圧縮データの方を再生するとか、いろいろあったようです。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/CCCD

http://homepage.mac.com/nojiri/nocccd/whatcccd.html

と言うことです。CDプレーヤメーカはCD−DA規格に準拠しないメディアの再生を保証してません(取説にそう書いてあります)し、CCCDを作っていたレコード会社は再生できなくても返品は受け付けませんという代物です。

CCCD 投稿者:ZB 投稿日: 1月27日(土)01時27分19秒

CCCDでなくとも、CD-Extraとかの何らかのデーターが入った音楽CDとかですとリッピングするソフトによって、出来上がったWAVのファイルサイズが全然違う事があります。あるソフトでは74分CD-Rは入りきらないのに、別のソフトだと余裕を持って入ったりします。少し昔のCCCDとかでスキャンディスクすると、最初の5%だけ正常であとの95%が破損ファイルと認識されたりしますね。

Re: CCCD 投稿者:HD 投稿日: 1月27日(土)10時54分16秒
ZB さん:

<CCCDでなくとも、CD-Extraとかの何らかのデーターが入った音楽CDとかですとリッピングするソフトによって、出来上がったWAVのファイルサイズが全然違う事があります。 あるソフトでは74分CD-Rは入りきらないのに、別のソフトだと余裕を持って入ったりします。 少し昔のCCCDとかでスキャンディスクすると、最初の5%だけ正常であとの95%が破損ファイルと認識されたりしますね。>

既にご存知かも知れませんが、

http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/5775/protecd/cds2.htm

http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/5775/cds1-200old/cds_old.htm

http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/5775/protecd/cds.htm


バイナリ比較の追試 投稿者:KU 投稿日: 1月27日(土)02時08分20秒
HD さん

こちらでも同じソフトを使って追試してみました。使用したソフトはCDex、audiograbber, DIGION AUDIO2, Exact Audio Copy の4つです。ドライブはTOSHIBA DVD-ROM SD-R5112 です。WAVファイルはソフト上で作成し、オリジナルとします。また、単純にファイルをベリファイしてやるとWAVヘッダとオフセットが違うだけでも不一致となってしまいますので、少々まずいことになります。比較には、音楽データのみで比較できる
WaveCompare http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/wc/wc.html
などを使ってみてください。・・といっても、そのあたりはフォロー済みでしょうか。

結果は、音楽データのみの比較ではaudiograbber以外はすべてオリジナルWAVデータとバイナリ一致しました。
また、audiograbberの設定のうち、Rip Offsetにある Shorten last track by 10 frames のチェックを外すとファイルサイズは一緒になりました。しかしバイナリは一致しませんでした。

この結果からいけばaudiograbber以外は正しく読めているということになります。普段使わないソフトなので詳しくはないものの、audiograbberでも設定によっては正しく読めるのかもしれません。

また、場合によってはリッピングの際に先頭にプチというノイズが乗ったりすることがあって、そういうときは当然バイナリは一致しません。正常なソフトであれば、エラーが出ていないのにデータの中身まで改変するということはまずやらないと思います。

Re: バイナリ比較の追試 投稿者:HD 投稿日: 1月27日(土)11時36分8秒
KU さん:

<こちらでも同じソフトを使って追試してみました。>

どうもどうも (^^)。

私はリッピングは滅多にやらないのですが、話題になったのでいろいろやってみた訳ですが、貴方の追試の結論と同じ感触です。試した範囲ではaudiograbberは最も多く設定が変えられるソフトですね。

まだ続くかもしれませんがここらでまとめておきます。

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