表紙へ戻る

CDの次は?

製作者の立場 投稿者:RD 投稿日: 2007年1月 5日(金)01時42分34秒
TT 様

マルチチャンネルの件ですが私はまだ試した事はありませんが非常に興味があります。正直言ってCDは時代遅れと思っていますが、自分の好きな曲がまだまだCDに多いので出来るなら安く高音質で聴きたいと思いアップサンプリングの記事を見つけやり始めたと言うのが経緯です。

今はSACDにDVD-Aとありますが、私は2CHステレオ派でまだしばらく行くと思います。製作者の立場を考えれば今の時代ハイサンプリング、ハイビット、マルチチャンネル、それにCD変わるメディアと言う事では著作権に置いてもSACDやブルーレイには期待がかかりますね。

聴く分には20KHzまでで良いかも知れませんが、製作者の立場から言えばやはりスタジオで録音された現場の音をそっくり自宅で聴いて欲しいわけですから、高音質は勿論の事、音場をリアルに再生するにもマルチチャンネルは無くてはならない技術だと思います。

KU 様
私も実は、DVD-Aで最初に思ったのは便利さでした。最初は24BIT 176KHzで録音してましたが、今は24BIT 88.2KHzでやってます。単純に曲数が多く入るからです。

関係の無い話ですが、たまにクラシックなど編集ソフトでイコライザーやリバーブを思いっきりかけて編集してDVD-Aなどにして聴いています。編集して処理をするなら、ハイビット、ハイサンプリングは当然ですね。

Re:製作者の立場 投稿者:TT 投稿日: 1月 5日(金)05時55分5秒

RD さん、

僕は、SACDやDVD−Aがミュージックソフト市場で衰退していくのが見えてきたので、非常に残念に思っていました。規格の分散や一般層に分かり難いハイサンプリングレートの訴求が原因だろうと推測しています。異論はあるかと思いますが、SACDのマルチチャンネルに、業界全体で取り組み文化を創生すれば、メディアの開花があったのではと思っています。映像はDVD−VでミュージックはSACDマルチでというのが正解ではということです。まあそんな考えがあったので、他の方がマルチについてどうお考えかなと質問しました。ありがとうございました。


当たるも八卦・・・ 投稿者:志賀 投稿日: 1月 6日(土)21時28分0秒

将来のメディアの話が出ていますが、ちょっと雑感です。

まずSACDがCDの取って替わるか? これはまずあり得ないでしょう。たしかに規格はCDより格段に優れているでしょうが、ブラインドで聴くと有意差が出るかどうかも怪しいものに一般ファンが手を出すとは思えません。といって消え去っていくことにはならないと思います。少数とはいえマニアの需要はあるし、また世界を見渡せばマニアックな製作者もいるしょう。昔なら両者はお互いに知り合うこともなく無き別れで消え去る運命にあったでしょうが、ネットと検索の時代、両者が容易に結びつき通販で売り買いされるという方法で細々と続いていく思います。

さて、著作権ですが一般的にいうと、これは著作権者・ソフト産業・ユーザーが最大の利益を得るようにバランスをとって決められるものでしょう。厳しすぎるとユーザーがそっぽを向きメーカーは逃げ腰になり結局著作権者の利益につながらない。逆に緩すぎるとユーザーは一時的には喜べてもいい作品が生まれないことになり共倒れになるといった具合です。

現行のCDはというと規格が作られた時にはCD−Rも無くパソコンもこんなに普及するとは誰も考えなかった時代なので、コピーについては少々甘い規格であることは否めませんね。そこでCCCDなる物が考案されたがユーザーにそっぽを向かれた。といってコピーが難しいSACDに流れるとも思えない。

といっている内に、CDにとって最大の敵はネット配信になってきたんではないでしょうか? 少なくともポップス系では今後ネット配信による購入が主流になるんではないかと思っています。

クラシックはどうか? 私はまだやったことはないんですが光ネットといってもマーラーの交響曲をダウンロードするには時間もかかるだろうしちょっと普及するのは難しいような気がします。

私自身は
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/BSaircheck.html
に書いたようにDVDーV による映像付きソフトをもっぱら楽しんでいます。これが主流になるとはいいませんが、大型TVとHD+DVDレコーダが爆発的に普及しつつある事を考えるとかなりメジャーな方法になるんではないかと密かに思っています。

著作権的にはやはりネット対策が最大の問題でしょう。とくにWinny のようなファイル交換ソフトがどんどん出てくると抜本的な手段でないと著作権を保護するのは難しくなってくるでしょう。

音楽ではないですが最近新潮新書から出た「ウエッブ進化論」の作者梅田望夫氏と芥川賞作家平野啓一郎氏の対談「ウエッブ人間論」は著作権に関してなかなか面白い議論がたたかわされています。

最後に初歩的な質問ですが、ネットで購入した曲はCDに焼けるんでしょうか?


Re: 当たるも八卦・・・ 投稿者:HF 投稿日: 1月 6日(土)22時30分2秒

<まずSACDがCDの取って替わるか? これはまずあり得ないでしょう。>

私も同意権です。MP3Pro、AACが96KHz24bitに対応している現在SACDよりネット配信の方が圧倒的に有利かと思います。CDの音質で満足している、もっと帯域の狭いラジオでも満足しているリスナーが大多数である限り、CDが消える要因はネット配信とipodなどの半導体メモリを使ったデバイスではないでしょうか。レコードショップで1曲100円でダウンロードできるようになったらどうなるんでしょう。実際パッケージやCD制作費、店舗でデッドストックを見込んだ利益これが無くなれば不可能な金額では無いと思います。

またコピーが出来ないと言う事は、マニアックな人だけでない携帯デバイスで使えない。又は2重に購入しなければならないとしたら、もはやSACDは買わないでしょう。知り合いのレコードマニアの言う事には、SACDに失望したそうです。レコードの復刻版のSACDを買ってきて聞いたそうですが、音の質感が全く違うそうです。

<最後に初歩的な質問ですが、ネットで購入した曲はCDに焼けるんでしょうか?>

AACやMP3はメモリカードに落とせるわけですから、HDDやCD、DVDにもデータとして焼けます(プレイヤーが再生できるかどうかは多種多様なので出来るものもあります)

先は読めないが 投稿者:RD 投稿日: 1月 6日(土)23時33分26秒

SACDの話題ですが、私も実はSACDには反対派でした。録音も出来ないですし、個人でも録音も録画も出来るDVDが流行ると予測していました。個人でも24BIT 192KHzで録音、再生、編集出来るまさに夢の規格でした。

しかしあのパイオニアがDVDレコーダー撤退、しかもどこのメーカーもDVDプレーヤー自体の生産数が減って来ています。なぜならDVDに変わるブルーレイが出て来たからです。その内、ブルーレイに移行して行く流れになるでしょう。

そうなればまたもDVD自体の存在も薄くなります、仮にCDソフトやDVDソフトが無くならなくてもプレーヤー、それを再生する機械が少ないのでは意味がありません。

CDソフトが無くならなくても、現在一体どのぐらいのメーカーがCDプレーヤーを開発してるでしょうか。オンキョーやDENON、海外製などのメーカーはまだかろうじてCDプレーヤーの選択技はありますが、既にSONYやパイオニア、ビクター、マランツなどほぼCDプレーヤーの開発を辞めてしまってます。

その内、DVDプレーヤーも撤退して行くでしょう。

映像は確実にブルーレイに移るでしょう。しかし音楽は・・・。SACDになるのか、DVD-Aになるのか。それともネットでのダウンロードになるのか。

ネットで100円?やった事はないですが、このような値段でやってたのでは今度はレンタルショップが危機になります。

携帯やパソコンで家に居ながらどこでも簡単に激安で曲をダウンロード出来る、このような事が普及すれば誰も200円〜400円も払ってレンタルしないでしょう。自分の好きな曲だけダウンロードと言う時代が来るかも知れません。

私はSACDが出た時、周りの人にベータビデオと同じ道を歩むと思うと言いました。しかし今はSACDの可能性にかけて見たい気もします。次世代ゲーム機、パソコンでSACDが再生出来るようになって来ると思います。
また普通のCDプレーヤーでも再生出来るわけですし、MDにも録音可能でしょう。

Re.先は読めないが 投稿者:HF 投稿日: 1月 7日(日)00時43分14秒
RD さん

DVD自体の生産が台湾や中国に移行して日本では別の最先端に移行するんでしょうね!

ブルーレイもはたして前途が明るいかは疑問ですが、SDカードが昨年暮れに8GB、今年には16GB上手くゆけは32GBが発売されるかもしれません、そうなった時にあの電気を食うでかい円盤のメリットがいかほどの評価になるんでしょう?現状でもMpeg4(AAC(H264)、DivX)などDVDのクオリティで512MBに約2時間入りますし。
尚ネットで100円の件ですが、100円は無理としても、アメリカではネットで99セントで実際に売られている訳ですし、洋版が好きな人は買っていますよ。ネットでは国境は無いですから、それに著作者への還元率は日本より多いみたいです。(レンタルじゃなくて買ってくれる訳ですから)

配信ソースのコピー制限 投稿者:志賀 投稿日: 1月 7日(日)10時17分41秒   引用
皆様

<最後に初歩的な質問ですが、ネットで購入した曲はCDに焼けるんでしょうか?>

に関して、ある方からメールで情報をいただきました。制限のかかっているのもあるようです。

例えば、

http://music.e-onkyo.com/contents/faq.asp#08

配信ソースのコピー制限(追補) 投稿者:志賀 投稿日: 1月25日(木)22時56分43秒

ものの本によると、MP3以外の圧縮音源(AAC、ATRAC3、WMA etc)ではコピーガードがかけられると言うことです。

具体的には、再生やコピー可能なのはダウンロードしたパソコンに限られ、再生回数やコピー回数も制限出来る情報を埋め込めるそうです。


Re 配信ソースのコピー制限(追補) 投稿者:HF 投稿日: 1月26日(金)19時03分23秒
志賀 さん

Ipod用のiTMSなどに代表される様にアメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部で配信されている音楽はCDのコピーが可能です。日本は異常に厳しく国内の一部のサイトで音楽配信サービスがありますが転送回数3回とか専用プレーヤーで無いと再生できない、視聴可能日が制限されている。
ここが参考になるかもです。
http://www.asahi.com/tech/apc/040729.html
尚、海外のソフトで日本での音楽配信のリッピングソフトも有るようです(有料なので試してないですが)。Nero場合はCDに焼ける場合が大きいですCCCDの影響も無いですし、Bsの場合はやはり国産メーカーなのでその辺は厳しいのではないでしょうか。

inserted by FC2 system