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MFB(モーショナル・フィード・バック)サブ・ウーファー

MFBサブウーハー 投稿者:KB 投稿日:2006年10月 2日(月)22時49分7秒

志賀さんがご自身のサブウーハーとトランジェントを測定されていましたが、MFB付の場合の考察を見つけました。
http://www.geocities.jp/mutsu562000/root/MFB/htm/hp439.htm
周波数を様々にしてみるとさらに面白そうですね。

Re MFBサブウーハー 投稿者:志賀 投稿日:10月 3日(火)14時29分32秒

確かこの方のHP、ケーブルの特性測定のページを見たことがあります。

電流帰還型MFBに関する測定ですが、これはボイスコイルに流れる電流を直接測っており、私のHPでの放射された音圧を測定するのとはだいぶ趣が異なり比較の対象にはならないと思います。ただ、入力カット後の自由振動の制動についてはある程度分かりますが f0付近のデータがほしいところです。

なお、最近ある雑誌で見たのですがMFB 型のアクティブサブウーファーについて、30 Hz辺りの第2、第3高調波歪がかなり大きいことに気が付きました。(先のレスで信じがたいほどと書いたのはやはりデータの見誤りでした。YSTに比べて2,3倍程度でした。訂正します。)

確かKBさんのサブウーファーの歪み率は0.5% 以下だと言っておられたのを記憶しているんですが、これは何Hz 何 W での値でしょうか?


Re: Re MFBサブウーハー 投稿者:KB 投稿日:10月 3日(火)22時08分5秒
志賀さん

輸入されなくなりましたが、サイトが残っていました。本国のそれは以下のようでした。

http://www.velodyne.com/velodyne/products/specs/DigitalDrive.html

Re2 MFBサブウーハー 投稿者:志賀 投稿日:10月 7日(土)06時44分53秒
KB さん

http://www.velodyne.com/velodyne/products/specs/DigitalDrive.html

この表を見ると残念ながら歪み率を測定した周波数は不明ですね。

手元にある国産の密閉型MFB方式サブウーハーとYST型のサブウーハーについて、第2高調波歪率の周波数特性を見ると、100 Hz ではどちらも0.5 %以下ですが、30 Hz では、前者が約4%、後者が約1.3 %となっており高調波歪率という点ではやはりバスレフタイプがかなり有利であるとのデータが出ています。


Re: Re2 MFBサブウーハー 投稿者:KB 投稿日:10月 7日(土)09時22分50秒
志賀さん

質問したところ、表示周波数特性内のものだそうです。うちにはYAMAHA500番のサブウーハーがありましたが、聴感上尾を引く低音で、位相も0か180度でとてもメインのウーハーと気づかないようなリンクはでき
なかったです。生録したミュートバスドラムで試しました。ONKYO等のもっぱらバスレフ穴から低音が出るタイプのサブウーハーはもっと尾を引く感じで、ピュアオーディオ的に使うのは難しいと感じます

Re3 MFBサブウーハー 投稿者:志賀 投稿日:10月 7日(土)10時05分21秒
KB さん

<質問したところ、表示周波数特性内のものだそうです。>

ここはあくまで30 Hz での比較です。ちゃんとしたデータを見せてもらわないとその話、そのまま信用出来ませんね。上記のデータは、基音、第2、第3高調波の音圧ー周波数特性を公表しており信用出来ると思います。

密閉型の場合高調波歪みを 30Hz で 0.5 % 以下に抑えるのはほとんど不可能ではないかと思います。


<うちにはYAMAHA500番のサブウーハーがありましたが、聴感上尾を引く低音で、・・・・・・・・・・・>

時間領域の話(群遅延時間)は別の話です。これについては比較出来るデータがないので分かりません。
それとここでは聴感についてでなくあくまで客観的な議論が出来る測定データの話をしています。

(無題) 投稿者:KB 投稿日:10月 7日(土)10時40分21秒

サーロジックのサイトにも特性表はなかったですね 最近はホント特性表というものは
ないですね 巷の評判はいいので、余計に特性を見たいのですが・・・

スピーカーの特性 投稿者:志賀 投稿日:10月 7日(土)13時16分29秒
KB さん:

確かに最近はデータを公表するところが少なくなりましたね。それなりに理由もあるんでしょうが、特性が大きく異なるスピーカーくらいは公表してほしいものです。

その意味で、昨年ステレオサウンド誌に載った35機種に及ぶスピーカの試聴と測定の報告は面白く大いに参考になりました。普段は買ったことはないんですがその号だけは2冊とも買いました。

低域の歪み弁別 投稿者:KB 投稿日:10月 7日(土)19時57分47秒

聴覚での歪み弁別能力の平均値について、例えば30ヘルツないし50ヘルツ程度であればどの程度から平均的弁別領域に入るのでしょうか?

Re 低域の歪み弁別 投稿者:志賀 投稿日:10月 7日(土)21時03分30秒
KB さん:

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/distortion.htm#feeling

一応ここに書いてあります。結構人によって違いがありそうですが、1% がめどではないでしょうか?

上の表は周波数による違いは触れていませんが、下の表によると低音では少し鈍感になるようです。ただしこの表「CCIR(国際無線通信諮問委員会)の高品質信号伝送線の満たすべき条件」は検知限ではなくこの程度に抑えておけば十分という基準のようです。

外国のアマチュアが多くのサブウーファの特性を測って公表しているサイトを教えてもらいました。
ここです。http://www.hometheatershack.com/forums/subwoofer-tests-archived/6015-index-subwoofer-tests-manufacturer-model.html
これによると30Hz での高調波歪み率は数%になるのが多いようです。

サブウーファにはMFB
(モーショナルフィードバック)をかけた密閉型が適しているという話も聞きますが、MFBをかけると言うことは、強引に振動板の振幅を大きくすることでもあり、超低音になってくると高調波歪み率という点ではバスレフ型よりも不利で、実際の測定値もそのような傾向にあります。

また、よくバスレフタイプは音が遅れるといわれますが、上のサイトで群遅延時間
(Group Delay) のデータを見ると、例えば、上から2番目のMonolith DF というバスレフタイプの製品を見ると 30Hz の群遅延時間は 16msec と最短の性能を持ち、うまく設計すれば決して密閉タイプ(例えば B&W の製品群)に引けを取らないことがわかる。

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